臨床レポート・腰痛
 
           
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■腰痛
 

腰の痛みの原因はさまざまですが、なりやすい人には共通の傾向があります。立ったままその場での作業は、筋肉疲労と不良姿勢によって椎間板負担がかかるために腰痛になりやすく、ずっと座っている姿勢も、立っている状態より椎間板にかかる負担は大きく、不良な姿勢から腰痛になりやすいといえます。 軽い腰痛、原因がはっきりしない腰痛などをまとめて、いわゆる「腰痛症」といいます。中腰で重いものを持ったりしたときなど、急に腰が痛くなり動けなくなった状態を一般的に「ぎっくり腰」といいます。

慢性腰痛の原因の一つは筋肉が縮んで硬く太くなることで血管を圧迫することです。太く硬い筋肉は、血管を圧迫し、血流が悪くなります。血流が滞ると、運ばれる酸素の量が少なくなることにより酸欠状態になります。身体は酸素不足になると、危機的状態を知らせるために「ブラジキニン」という痛みを感じさせる物質が出るのです。これが「慢性的な痛み」のメカニズムです。お風呂に入って体が温まり血流が良くなると、一時的に酸欠が解消されてブラジキニンの生成が抑えられ痛みがやわらぎますが、筋肉そのものはやわらかくなっていないので、元の体温に戻ると再び痛みが出始めます。筋肉が縮むと、短く伸びなくなることで、腰椎などに負担をかけることもあります。背骨の前側の筋肉が硬くロックして「短く」「伸びない」状態で腰を反らすと、背骨と背骨が押しつぶされるような力が加わり、腰に痛みを感じます。

まずは、筋肉のコリに対するアプローチを行っていくことで、クライアントは楽になるものです。腰の筋肉は大きいのでコリが血流を阻害していることを考えて、強く深めのアプローチを行う必要があります。指や手ではなかなか難しい場合が多いので、肘や膝を使ったパワープレスが有効でしょう。

腰痛は、内臓の病気が原因になっていることもあります。安静にしていても寝ていても痛む、あるいは動作に関係なく痛むといった場合には、内臓疾患を疑った方がいいかもしれません。

◎腰痛を起こす内臓の病気一覧

(循環器の病気)
閉塞性動脈硬化症、腹部大動脈瘤、腹部大動脈解離

(泌尿器の病気)
腎臓・尿路結石、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺肥大症、泌尿器のがん

(消化器の病気)
胃潰瘍・十二指腸潰瘍、膵炎、胆石、胆のう・胆管炎、肝炎、消化器のがん

(婦人科の病気)
月経困難症、子宮筋腫、卵巣炎、卵巣膿腫、子宮や卵巣のがん

(その他)
帯状疱疹、インフルエンザ、風邪

しかし、実際にはそれだけでは説明できない、原因不明の腰痛がたくさんあります。若者から中高年まで、男女を問わず、 多くの人が苦しんでいる腰痛。病院で検査をしても、その80%以上は痛みの原因が特定できないといわれています。原因がはっきりしないけれど、腰痛が長引くという人はとても多いもの。約80%の人は抑うつ状態だといわれ、ここ数年、注目されているのが心因性腰痛。「ちょっとしたことで腹が立ち、イライラする。悲しくなったり、憂うつになったりする。急に泣きたくなったり、泣いたりする。孤独感が強くなった。食欲がない。夜はなかなか寝つけない。」などの症状を伴う場合には、心因性腰痛の可能性が大です。リラックスしながら、腰の筋肉を緩めることが近道だと言えます。

さて、東洋医学(=陰陽論)では腰痛の原因をどのように捉えているのでしょうか。東洋医学的な病気の捉え方で見たとき、その原因はやはり、ストレスに関係しています。

気の滞りのことを気滞と言います。気は陽なので、動き回る性質がありますが、それが停滞する。つまり、グルグルめぐらせる機能が滞る…と考えてください。めぐりが悪い体質がウィークポイントに症状として出る。そのウィークポイントが腰なら、腰痛が起こります。気滞の原因で一番多いのは、ストレス。次に運動不足。まれに運動のし過ぎで気滞をおこすものもあります。

気滞は緊張とも言えます。緊張は、精神的・肉体的、両方の緊張です。重症度で腰痛を分類すると、気滞による腰痛は、比較的軽い段階のものと言えます。ですので、時に強く感じたり、時に何も感じなかったりします。ストレスで悪化したり、運動すると楽になったりします。こうした場合には、気滞を取り去る調整法(瀉法)を行い、治療します。多くは肝臓と関連のあるツボを用います。肝兪・合谷・後渓・百会・行間など。

気滞のレベルがきついと、血が凝結します。血がドロドロの状態です。ストレスや運動不足が気滞を生じさせ、さらに「お血」を生み出すという悪循環を招きます。これでは疲れが取れず、腰痛も治りません。「お血」を取り除くには、時間もかかります。何度も通院してもらう必要があります。

腎虚も考える必要があります。腎虚とは、「下の弱り」です。下(下半身=陰)が弱ると、気のめぐらせる力そのものが弱っているわけですから、下半身の枢要である腰に症状が出やすくなります。腰全体がだるく、ひどい場合は足腰に力が入りません。また、足の冷えがあったり、足のほてりがあったりします。下が弱る原因は、老化・生まれつき体が弱い・セックスのし過ぎ・無理のし過ぎ。

伝統医学では、腎に対するアプローチも同時に行っていくことで、体質改善を図っていきます。腎兪・陰谷・復溜・照海・天井などを中心に行います。

タイ伝統治療における腰痛のアプローチは、このようにトータルで考えていきます。状況は人ぞれぞれなので、複数の原因を想定した上で、時間をかけてアプローチしていくことで腰痛の緩和だけでなく、トータルに健康に導くことが可能です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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令和の時代に入り、世界的にも、予防医学の考え方が定着しつつあります。西洋医学のドクターたちも代替療法に対する興味がどんどん増していますし、今後は、治療的観点から施術を行える優秀なセラピストがますます望まれていくことでしょう。 タイ伝統医学を掘り下げていくと、インドの古典医学であるアーユルヴェーダや中医学の経絡の考え方と交差するため、こちらも掘り下げる必要が出てきます。ですから、このコースでは、広い意味での東洋医学を伝統医学として捉え総合的に学びます。伝統医学では、必ず氣やプラーナといったエネルギーが存在している前提で理論が成り立っていますから、こうしたエネルギーワークについても理解をしていく必要があります。さらに、東洋医学的なカウンセリング手法と実践的な伝統医学施術法も学びます。このコースでは、単に指導者としての資格が加わるだけではありません。 伝統医学施術法を指導できるように、「AA級資格」が得られる点、エネルギーを扱うヒーリングワークをサポートするために「H級資格」も得られる点が特徴です。
 
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