20年以上にわたってスクールという枠組みの中で、生徒さんに指導する立場で指導に当たってきました。真のセラピストを育て、真の指導者を育てようと四苦八苦し、いろいろなやり方を試してやってきましたが、なかなか結果が出ないことで、新たなやり方をしようと考えました。それが弟子制度です。経済的な枠組みの中では、あちらも「わからないことを教えてくれるのが当たり前だ。」「仕事をしなきゃ食えないんだから、受講するよりも仕事を優先するのは当たり前だ。」「お金払ったんだから私はお客様なのだ。だから、その分できるようにしてくれ。」となってしまうことが往々としてあります。何事も極めるためには、自らの調査研究に対する熱意が必要です。そこで、金銭授受の関係がないところで、気持ちだけでつながっている関係性を作るべきと考えました。業界の発展のためにも、未来のためにも、優秀な匠を育てることが必要だからです。弟子は、基本的に師の考え方、マインド、ノウハウ、経緯、スキル、メソッド、これらに100%心から同意し浸水し、その人イズムを脳みそ、身体にしみこませたいと考える人でなければ、成立しない関係性です。時代錯誤甚だしいとも思いますが、ダメもとで告知いたします。私ごとになりますが、父と母がそれぞれこの世を去った年齢を超えましたので、そろそろ、自分がいなくなった後のことを考えるようになったというわけです。私自身はダブルヨガマッサージを立ち上げた本人でもありますが、これだけはこの世に残したいという勝手な思いかもしれません。
弟子入りによるマッサージエリート専門の育成プログラムは「長老学校」という名称でおこなっています。世界トップレベルとして活躍するエリート人材育成のためにレッスンを行います。業界の発展のために行うプロジェクトですので完全無料です。テキスト教材はありません。 「長老」こと渡邊ソウイチロウは、マッサージ業界、セラピスト業界では、美しいスタイルの施術をする人物として知られています。「その違いが何であるか?」は一言で説明しがたいものですが、プロフェッショナルたちは口をそろえて「違う!」と答えます。そこで、私たちは、長老自身にプロレベルのエリート訓練を主催していただくことにしました。本人曰く、広い意味でマッサージは、スポーツの延長のように捉えられていますが、スポーツとして自分がどう動くのかを理解しようとするのがダメなのだそうです。心を通じ合わせて自然に身体が動いてくる感覚を大切にする必要があるそうです。ですから、一般的なマッサージ経験者が学ぼうとしても、まずは変な癖を取り除く必要があるため、かえって上達に時間がかかってしまう場合もあるそうです。もちろん、本人も一般的に知られているタイ古式マッサージをやっているつもりはなく、自分自身で考案したよりダイナミックなアクションのストレッチングに霊気ヒーリングを加えた「ダブルヨガ」を行っているそうです。タイ現地でも、「もっとパワー!もっと力を加えて!」と教えているスクールがあるようですが、全く考え方が違うそうです。力を使ってはいけないそうです。長老の個別レッスンは、弟子の成長の度合いを見ながら行います。
タイ古式マッサージを始めとして、タイ伝統医学における各種マッサージセラピー、もっと広くアジア圏における伝承医学のマッサージセラピーを研究し尽くした末に生まれたダブルヨガマッサージは、より治療効果が上がる施術法であり、アグレッシブな動きとプラーナの流れに着目した施術法です。これを世界に広めるための活動は、私と志を同じにする者の役割であり、この施術法を普及することは業界のスキルを底上げし、世界を愛溢れる素晴らしい世の中にすることにつながっています。 |