炎を見ながら1点に集中するサマタ瞑想と中国やチベットに伝わる火で浄化をするファイヤーマッサージセラピーをヒーラーとして体験してください。
サマタ瞑想のやり方はあらゆる種類の瞑想法の中でも最もシンプルで初心者でも取り組みやすい瞑想法です。サマタ瞑想とは集中の瞑想とも言われています。つまり何か対象となる1点に意識を集中する瞑想のことです。炎に集中して瞑想をしてみましょう。呼吸は腹式呼吸で。鼻から吸って鼻から出すか、口から出すかで行ってください。半眼または目を閉じた状態で行ってください。呼吸を数えることで集中するのもいいですし、腹式呼吸のお腹の動きに集中するのでもいいでしょう。特に時間は決まっていませんから、ごく短時間でも行うことが可能です。
中国の古典的な施術法に火のマッサージがあります。チベットでは、同様のものが「火竜療法」として知られています。 「ファイヤーマッサージ」 「スチームマッサージ」「火疗」「フーオ」「 huǒliáo 」「火焼き療法」と訳されることもあります。横になったクライアントの身体をラップと厚手のタオルで覆い、その上からもう一枚タオルをかけます。そのタオルにアルコールをしみ込ませて火をつけるというものです。背中、脚、膝、胃、首など、冷えのある箇所に対して行います。炎を1分間ほど燃やします。消化する際には、 別に用意した水に濡れたタオルで火を覆います。まずは、患部を温めてから手でマッサージを行っていくというものです。巨大な電気毛布に包まれているように感じるものです。別のバリエーションでは、アルコールを棒に浸したスワブを身体にこすりつけるようにして温める方法です。正確には、火の熱で温めるというよりも、火そのもので身体の邪気を払うようなスピリチュアルな意味合いが強いものです。かなりワイルドな方法ですが、関節痛から消化の問題や不眠症に効果的です。炎は熱いので、中国でも決して一般的な施術法ではありません。 |