任脈と督脈を整える薬膳は、体の「陰(潤い・血)」と「陽(エネルギー・熱)」の根本的なバランスを整えることを意味します。
1、脈を整える:滋陰(じいん)・養血
任脈は「陰脈の海」であり、女性ホルモンや血液、潤いを司ります。ここを整えるには、体に潤いを与え、血を養う食材を選びます。
・血と潤いを補う食材:
黒ごま・黒豆: 腎を助け、任脈の源となる「精」を蓄えます。
クコの実・なつめ: 血を養い、女性特有のバイオリズムを安定させます。
豆乳・白きくらげ: 体の内側から潤し、更年期特有ののぼせや乾燥を鎮めます。
・気のつかえを取る食材:
百合根・蓮の実: 精神を安定させ、任脈が通る胸のつかえ(不安感)を解消します。
2、督脈を整える:補陽(ほよう)・益気
督脈は「陽脈の海」であり、全身の活動エネルギーと背骨の強さを司ります。ここを整えるには、体を芯から温め、陽気を高める食材を選びます。
・陽気を高める食材:
海老(エビ): 強力に陽気を補い、足腰や背骨のパワーを強めます。
ニラ: 「起陽草(きようそう)」と呼ばれ、督脈のエネルギーを活性化させます。
クルミ: 脳と腎を助け、督脈が通る背骨や髄(ずい)を丈夫にします。
・体を温め巡らせる食材:
シナモン(肉桂)・生姜: 体の深部を温め、背面の冷えを取り除いてエネルギーを回します。
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