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西洋医学と東洋医学

西洋医学と東洋医学は考え方が根本的に違います。西洋医学は、19世紀後半に発展した近代医学で、投薬や手術により、悪い部分を取り除いて治すことを主とした治療法のことです。 西洋医学では、患者の状態を検査によって数値化し、数値を平均値と照らし合わせて分析します。血液検査などのデータを分類整理し、データに基づいて対処をしていく療法です。数値から症状の原因を導きだし、症状の原因となっている病巣を排除する治療を行います。特に日本では西洋医学が主流となっています。 西洋医学では、個人よりもデータを優先していくのが特徴です。一方、東洋医学は、身体の内側から治療する、あるいは病気になる前に防ぐ治療法です。 西洋医学が病気やケガの治療を目的にしているのに対し、東洋医学では、病気やケガの原因が何であるのか突き止め、その原因の除去を目的にしています。 病気やケガの根本的な原因を探るため、東洋医学では患部だけではなく全身を診てから治療法を判断します。東洋医学的治療ではひとりひとりの体質を考え、自然治癒力を高めて身体を治していく治療ですから、治療効果を感じるまでに多少の時間が掛かります。自分が持っている「自然治癒力」を高めていく治療ですから、副作用の心配がなく再発する可能性も少ないという利点があります。東洋医学の弱点は、事故などの緊急性の高い症状に対して手立てが少ないというところです。東洋医学は数千年の歴史を持つ古典医学で、近代西洋医学とは比べ物にならないほどの経験値を持っています。現代はデータに裏付けされた実証主義が世の主流ですから、東洋医学は信用できないと言われることもあります。しかし、最近では、予防医学や代替医療として、西洋医学と東洋医学を並行していくというのが主流になりつつあります。そこで、皆様にもお判りいただけるように、少しトピックスとして東洋医学のトピックスをまとめてみました。

 
 

 
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■東洋医学における陰陽論

東洋医学において特徴的な基本的な考え方に「陰陽五行説」があります。これは、「陰陽論」と「五行説」の二つの説から成り立っています。「陰陽論」では、自然界の全てのものを「陰」と「陽」の相反する二つの要素でとらえます。「太陽と月」、「昼と夜」、「動と静」など、相互に対立・依存しながら絶えず変化している関係のことです。「陰」と「陽」を示したシンボルマークが「陰陽太極図」です。「陰」と「陽」の要素はお互いの過不足を補いながら、最適なバランスを保っています。この二つのバランスは絶対的に定まったものではなく、その時々で流動的に変化します。特に体内の陰陽は常に自然の影響を受けて変化するため、体内外のコンディションを整え、バランスを保つことが大切です。

東洋医学では、人と宇宙(自然)を一つの統一されたものとみなしています。その統一された世界のなかに、「陰」と「陽」という2つの概念があります。それらは、対立したり、制約したりしながら共存していると考えています。つまり、人の健康も「陰」と「陽」のバランスであると考えます。人が健康な状態でいるときというのは、からだにおける陰と陽のバランスが上手く保たれています。しかし、陰陽のどちらかが強くなりすぎたり、逆に弱くなりすぎたりすると、陰陽のバランスが崩れて健康ではなくなっていきます。人には本来、陰と陽のバランスを自然に回復する機能や能力が備わっています。夏になれば、からだの内部の陽が強くなりますから、汗を出して陽を下げるようにします。冬には汗を出す器官の汗腺を閉じて陽が逃げないように、弱くならないように調節します。この働きは、自律神経の働きに見ることができます。「交感神経」と「副交感神経」とのバランスで生命維持をコントロールしている機能のことを自律神経と呼んでいます。活発に行動しているとき、「交感神経が優位」といいます。逆にゆったりくつろいで休息しているときを「副交感神経が優位」と表現します。人は、夢中で獲物を追いかけているときなど、交感神経が優位になっているときには、ちょっとした怪我にも気づかないくらいの状態になります。しかし、これだけでは身体は細菌にむしばまれてしまいます。そこで副交感神経が優位になるタイミングも必要になります。人はゆったり休んだ時に痛みを感じ、怪我していることに自分自身で気づいたりします。このようにして、人間の身体に備わっている自律神経の機能がバランスを保っています。

自律神経は、意識することなく勝手に「内臓」「免疫」「ホルモン」を調整してくれている機能のことです。自律神経の乱れは、不安や緊張感が高まり、吐き気や多汗、全身のだるさ、頭痛、肩こり、手足のしびれ、動悸、不整脈、めまい、不眠などの症状として現れます。これが慢性化すると、自律神経失調症となり、2次的3次的に臓器に影響を与えて、どんどん身体機能がおかしくなります。自律神経は休息をとらずにストレスにさらされることで症状が悪化する疾病です。日常を忘れさせてくれるような環境に身を置いてみるなどして、気分転換を図ることが大切です。焚き火をしてみたり、自然の風に吹かれてみたり、森の空気を吸ってみたり、自然環境に触れるなどの時間をとることが望ましいでしょう。

 
 

 
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陰陽五行思想における自然界の5大要素

「陰陽五行思想」とは「陰陽説」と「五行説」を組み合わせた考え方です。「五行説」の「行」は、万物を構成している要素をさします。人間の身体も自然の一部であることから、東洋思想を身体の機能に応用したものが「五臓」の考え方です。「五臓」は私たちの身体を五つの「機能系」に分け、一つのつながりとしてみていきます。身体そのものは「気血水」の三要素で構成されていて、それらは、自然界にある「木」「火」「土」「金」「水」の影響を受けながら存在していると考えられています。それぞれ、「木」は、草木が育つように広がる性格を持ち、「火」は、炎のように盛んな性質、「土」は、物事を育む豊かな性質、「金」は、堅いものが変化する性質、「水」は、冷たく流れる性質を持ちます。そして「五臓」のそれぞれが、木 = 肝、火 = 心、土 = 脾、金 = 肺、水 = 腎という対応関係のうえに成り立っています。五つの機能系は、「五行説(木・火・土・金・水)」と同じく、相手を助けたりコントロールしたりしながら、お互いのバランスを保っています。「五臓」を知るうえで一つ注意をしたいのは、西洋医学でいう機能がそのまま当てはまるわけではないということです。たとえば「肝」や「心」は、西洋医学でいう「肝臓」や「心臓」ではありません。「肝」には肝臓、「心」には心臓といった内臓の働きも含まれますが、漢方の「五臓」はそのような内臓だけを表すのではなく、そのほかの働きを含めたより広いとらえ方をします。

五行説の特徴は、それぞれの要素同士がお互いに影響を与え合うという考え方で、「相生」と「相剋」という考え方にあります。「相生」とは、相手の要素を補い、強める影響を与える働きをさし、「相剋」とは、相手の要素を抑え、弱める影響を与える働きをいいます。ここで注意しておきたいのは、「相生」は相手を強めるので常によい、「相剋」は相手を弱めるので常に悪い、という捉え方ではありません。物事は中庸が常に尊いもので一方に偏ったものは決して良いものではありません。

「五行相生」とは、「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」という関係をいいます。木は燃えて火になり、火が燃えたあとには灰(=土)が生じ、土が集まって山となった場所からは鉱物(金)が産出し、金は腐食して水に帰り、水は木を生長させる、という具合に木→火→土→金→水→木の順に相手を強める影響をもたらすということです。

「五行相剋」とは、「水は火に勝(剋)ち、火は金に勝ち、金は木に勝ち、木は土に勝ち、土は水に勝つ」という関係をいいます。水は火を消し、火は金を溶かし、金でできた刃物は木を切り倒し、木は土を押しのけて生長し、土は水の流れをせき止める、という具合に、水は火に、火は金に、金は木に、木は土に、土は水に影響を与え、弱めるということです。

「陰陽説」は古代中国神話に登場する伝説上の帝王「伏羲」が作り出したもので、「五行説」は、治水に功績をあげて舜から禅譲された禹が、治政にあたって天帝から与えられた九種類の大原則(洪範九疇)の第一として、五行(火水木金土)が明記されています。「五」の起源については東西南北の四方に中央を加えたものという考え方(東‐木・南‐火・中央‐土・西‐金・北‐水)と、肉眼で観察が可能な五つの惑星、五星(水星・金星・火星・木星・土星)に淵源があるとする考え方があります。惑星のエネルギーの影響を受けているという考え方もあります。その場合、ここには、地球と太陽が欠けています。本来、そこで生きている私たち人間に最も影響力のあるこの2つの惑星のエネルギーが欠けていることは、何かしらの意図が隠されているとする説もあります。東洋医学というと、「陰陽五行説」が最も知られたメインの説とされていますが、東洋医学的な治療行為によってもなかなか結果を導き出せないのは、「陰陽五行説」が誤った考え方であるとする説もあります。「七星論」または「人体惑星試論」として提唱されている説がそうです。もともと秘伝の理論であったものを世に知らしめなければならなかったタイミングで、それを発見した家計の知的財産を守るためにあえて重要な要素である地球と太陽を葬り去ったという逸話も残っています。私たちもその真偽を確かめることはできませんが、もしそうだとすれば、検証を兼ねて、この地球と太陽の要素を加えて、治療的なトリートメントを行う方が、患者の望む結果を導き出しやすいのかもしれません。

 
 

 
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人間は「気血水」でできているという考え方

人間は「気・血・水」という3つの要素から成り立っていると考えられています。身体のどの器官も皮膚も髪もすべては一つ一つの細胞の寄せ集めでしかなく、その細胞は「気・血・水」でできています。「気・血・水」は、それぞれに密接に係わり合い、そのうちひとつでもバランスを崩すと他にも影響を与え、様々な症状を引き起こす原因となると考えられています。「気」は、目には見えないけれども、全身を動かす根本的な力、エネルギーのことです。異常が起こると、イライラや気分の高ぶり、不眠などの症状につながります。「気」はインドのアーユルヴェーダやタイ伝統医学では「プラーナ」と言います。「血」は、単に血液そのものを示すだけでなく、その循環作用も含んだ意味です。異常が起こると、血が滞った「お血」や月経不順、貧血などに繋がります。「水」は、人間の身体の水分のうち、血液以外のものをさします。胃液、腸液、リンパ液、汗、涙、唾液などを総称したものです。異常が起こると、むくみや排尿障害などに繋がります。東洋医学では「気」「血」「水」の3つの要素が体内を循環することで、健康が保たれていると考えます。この3つの要素はバランスが大切で、どれか1つが多すぎても少なすぎても身体のバランスを崩してしまいます。

「気・血・水」が乱れる要因は、四季の移り変わり、環境の変化、生活習慣・食習慣の乱れ、ストレスなど様々あります。100年前と比べ私たちをとりまく環境は大きく変化しました。経済の発展、医学の進歩に伴い、平均寿命が長くなるとともに、新たな病気も増えてきました。例えば、原因のわからない不調、いわゆる不定愁訴は、なかなか完治が難しいと言われています。だからこそ、増加する病気や不調に対して、「病気の症状があらわれてから治療を始める」のではなく、「自己回復力を高めて、病気の症状が出てこない体をつくる」という考えが注目されています。

「気・血・水」に関してアプローチを行うには、まず、それぞれの「気」「血」「水」が不足している状態なのか、多すぎることで滞っている状態なのかを探っていくことから始めます。「気虚」は、気が不足している状態です。病気やストレスなどにより気が消耗すると気虚となり、体の抵抗力が落ちてしまいます。気虚を感じたら、消化がよく体を温める食べ物や休養を十分にとることが大切です。消化を助けるかぼちゃ、しょうが、ねぎやスタミナのつく肉類、にんにく、うなぎがオススメです。胃腸に負担をかけないことが大切で、栄養があっても脂っこいものは避けましょう。「気滞」は、ストレスや疲労が重なることで、気がのどや胸そして頭などに滞ると息苦しさやイライラを引き起こす状態のことをいいます。気滞を感じたら、気の流れを良くするハーブや、ストレスを解消するための休憩時間を生活にとり入れることが必要です。気滞を補う食材は、ミント、セリ、大根、玉ねぎ、ピーマン、グレープフルーツ、サケなどです。

「血虚」は、「血」が不足した状態です。エネルギー不足となり、顔色が悪くなる、立ちくらみを起こすなどの症状が出ます。血虚を感じたら、貧血を改善するビタミン類の多い野菜、レバーなど「血」をつくるものを積極的に食べましょう。血虚を補う食材は、鶏のレバー、にんじん、ほうれん草、黒豆、イカ、うなぎ、サケ、マグロ、牛肉、鶏卵などです。「血滞」は、「血」が滞った状態のことです。冷えや便秘、ホルモンバランスの乱れにつながります。血滞を感じたら、香辛料を食事に取り入れ、軽い運動で血行を促し、まずは体を温めることが大切です。「血」を巡らせる食べ物は、納豆、玉ねぎ、なす、にら、青魚、うなぎ、サケ、牛肉、黒砂糖、酢など。玉ねぎなどの香りある野菜や青魚は「血」を動かします。

「水虚」は、「水」が不足した状態のことです。胃の不調や過労により起こるとされ、肌荒れやカサカサ唇につながります。水虚を感じたら、食事に、水分を補う果物や野菜を取り入れましょう。水虚を補う食材は、トマト、アスパラガス、きゅうり、ほうれん草、豆腐などです。「水滞」は、水が滞っている状態のことです。むくみや下痢などを招くほか、水滞が呼吸器に現れると咳、お腹に現れると食欲不振につながることもあります。水滞を感じたら、水分の取りすぎや冷えを避け、適度に運動をしましょう。水滞を補う食材は、あずき、大根、梅、りんご、とうもろこしなどです。

 
 

 
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中医学に見る経絡

経絡とは、身体のエネルギーである「気」の通り道です。身体の経穴(ツボ)と内臓は経絡でつながっているので、刺激することで気や血を整えることができます。気血の通り道で、全身を網目状に走り内臓、組織、器官を結びつけます。縦に走る幹線を経脈、横に走る支線を絡脈といいます。経絡には、正経と呼ばれる十二経脈と、奇経と呼ばれる八経脈があります。経絡の通過性という生理機能は大切で、経絡の流れが悪くなると、病気が発生しやすくなり、痛み、しびれ、腫瘍、出血などが現れます。十二経脈(正経)の巡る順番は、中焦から始まります。手の太陰肺経⇒手の陽明大腸経⇒足の陽明胃経⇒足の太陰脾経⇒手の少陰心経⇒手の太陽小腸経⇒足の太陽膀胱経⇒足の少陰腎経⇒手の厥陰心包経⇒手の少陽三焦経⇒足の少陽胆経⇒足の厥陰肝経を巡って、再び手の太陰肺経へと循環を繰り返します。

 
 

 
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■経絡(手の太陰肺経)

肺につながる太陰の手陰経。「中焦ちゅうしょう」(=胃のあたり)から始まり、大腸へいったん下がって、また中焦へ戻り、肺、喉、胸部上、脇、上肢の内側から肘へ、腕を下って親指の経穴「少商しょうしょう」で終わるライン。その後、肺と表裏の関係である大腸につながる「手の陽明大腸経」と交わります。このライン上にある経穴は、ぜんそくや咳、鎖骨や上肢前側の痛み、冷え、風邪、悪寒、発熱などの治療に有効です。
※人体惑星試論では、金星のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、腕の内側ファーストラインに相当します。

 
 

 
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■経絡(手の陽明大腸経

大腸につながる陽明の手陰経。人差し指の経穴「商陽しょうよう」から手、腕、肩へと上がり、第7頸椎から鎖骨の上で二手に分かれます。ひとつのルートは、胸中、肺を通って大腸へと下ります。もうひとつのルートは、鎖骨の上から頸部、頬部へ至り、鼻の両側の「迎香げいこう」で終わります。ここから同じ陽明の足陽経である「足の陽明胃経」へとつながります。このライン上の経穴は、歯痛、咽喉痛、口の渇き、肩や腕の痛み、顔面神経麻痺、膝頭の痛み、下痢や便秘などの治療に有効です。
※人体惑星試論では、金星のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、腕の外側ファーストラインに相当します。

 
 

 
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■経絡(足の陽明胃経

胃につながる陽明の足陽経。小鼻の横あたりからはじまり、目の経穴「承泣しょうきゅう」から下がって、下顎で二手に分かれます。一方のルートは、耳前からもみあげを通って額に至ります。もう一方のルートは、喉を通って鎖骨のくぼみでさらに2つのルートにわかれます。ひとつは、横隔膜を貫いて胃から脾に達します。もうひとつは、胸部、腹部を通って大腿、膝、下腿の全面を通って、足の人差し指の内側に至ります。このラインは、その後、足の親指の先で胃と表裏の関係である脾につながる「足の太陰脾経」と交わります。このライン上の経穴は、胃の不調、吐き気、鼻血、喉の腫れ、喉の痛み、口内炎、下腿の痛み、足の痛み、関節痛などの治療に有効です。
※人体惑星試論では、土星のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、脚の外側ファーストラインに相当します。

 
 

 
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■経絡(足の太陰脾経

脾につながる太陰の足陰経。足の親指にある「陰白いんぱく」から始まり、うちくるぶしから足の内側前方を通って「衝問しょうもん」を通過し、腹部で2つのルートに分かれます。一方のルートは、体内で脾胃をつなぎ、胸部の奥から心につながる手少陰心経と交わります。もう一方は、脇の下でさらに分かれます。その一方は喉を通って舌に向かいます。さらにもう一方は、胸脇の「大包たいほう」に至り「手の少陰心経」につながります。このラインは、「足の陽明胃経」と対になっていて、下腹部や関節の痛み、膝の内側の痛み、月経不順などの治療に有効です。
※人体惑星試論では、土星のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、脚の内側ファーストラインに相当します。

 
 

 
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■経絡(手の少陰心経

心につながる少陰の手陰経。心臓から始まり、横隔膜を経て小腸に下がり、また心臓に戻った後、2つのルートに分かれます。一方は心臓から肺へ直行し、脇の下から、上肢の前面を通って、肘、手のひら側の小指の経穴「少衝しょうしょう」で終わります。もう一方のルートは、心臓から喉、目へと至り、手と表裏の関係である小腸につながる「手の太陽小腸経」と交わります。このラインは、胸の痛みや心痛、息切れ、ストレスによる不眠、手のひらの熱感など、循環器系の症状を緩和させ、心身をリラックスさせる効果を期待した治療に有効です。
※人体惑星試論では、火星のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、腕の内側サードラインに相当します。

 
 

 
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■経絡(手の太陽小腸経

小腸につながる太陽の手陽経。手の甲側にある小指先の「少沢しょうたく」から始まって、手の甲、上肢背面を上がって、肘、肩甲骨あたりを巡って、身体の前面に向かい、鎖骨あたりで2つのルートに分かれます。一方は心臓、食道、胃を通って小腸に至ります。もう一方のルートは、鎖骨の部分から顎に沿って頬にあがり、目尻から耳の経穴である「聴宮ちょうきゅう」で終わり、「足の太陽膀胱経」につながっていきます。このラインは、喉の痛み、下顎の痛み、頸部痛、ふくらはぎの痛み、胃痛や肩こりなどの治療に有効です。
※人体惑星試論では、火星のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、腕の外側サードラインに相当します。

 
 

 
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■経絡(足の太陽膀胱経

膀胱につながる太陽の足陽経。目の経穴の「晴明せいめい」から額へ上がり、頭頂部で分かれます。一方は後頭部を通り、頭蓋内から脳へ向かいます。再び外へ出て、脊柱を挟むように左右を下がって背中を下り、腰の経穴「腎愈じんゆ」に至り、腎臓から膀胱へつながります。もう一方のルートは、頭頂部から肩甲骨内側を通って下がり、股関節を通過して膝でもう一方のルートと合流します。そして、脚の背面から外くるぶしを経て、足の小指先の経穴「至陰しいん」に至り、膀胱と表裏の関係である「足の少陰腎経」と交わります。このラインは、生殖や老化などに関係し、頭痛、腰痛、背痛、膝関節障害、足の運動障害、排尿異常などの症状に有効です。
※人体惑星試論では、水星のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、背中のファーストライン、背中のセカンドライン、脚の外側サードラインに相当します。

 
 

 
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■経絡(足の少陰腎経

腎につながる少陰の足陰経。足の小指先から起こって、足裏の経穴「湧泉ゆうせん」を通り、内くるぶし、膝、大腿の内側を通って上がり、会陰で2つのルートに分かれます。一方のルートは、会陰から腹、胸、鎖骨下の「愈府ゆふ」で止まります。もう一方のルートは、腎臓でさらに2つのルートに分かれます。ひとつは、肝、横隔膜を貫いて、肺に至り、喉、舌へとつながります。さらにもうひとつは、心につながり、胸中で心包とつながる「手の厥陰心包経」と交わります。このラインは、生殖などの生命活動や老化などと深い関わりを持ち、呼吸困難やふらつき、めまい、焦燥感、腰痛、背痛、下肢の脱力や痛みなどの治療に有効です。
※人体惑星試論では、水星のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、脚の内側サードラインに相当します。

 
 

 
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■経絡(手の厥陰心包経

心包につながる厥陰の手陰経。胸中から始まり、心包を通って枝分かれします。ひとつのルートは、横隔膜を下って、心包と表裏の関係である「手の少陽三焦経」と交わります。もうひとつのルートは、脇の下三寸の経絡「天池てんち」を上がって脇の下へ。さらに上腕、肘、手のひらの経穴「労宮ろうきゅう」を通って、中指先の「中衝ちゅうしょう」につながります。手のひらの経穴「労宮ろうきゅう」から枝分かれしたルートは、薬指先から「手の少陽三焦経」と交わります。このラインは、動悸、胸痛、手のひらのほてり、肘や腋の腫れや痛みなどの治療に有効です。※人体惑星試論では、地球のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、腕の内側セカンドラインに相当します。


 
 

 
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■経絡(手の少陽三焦経

三焦につながる少陽の手陽経。薬指先の経穴「関衝かんしょう」から起こり、指の内側、腕、肩を通って、身体の前側に向かって、胸中で枝分かれします。一方のルートは心包を通って体内を下り、三焦とつながります。もう一方のルートは、胸中から上がり、耳、こめかみを経て、眉尻の経穴「糸竹空しちくくう」に至ります。さらにこめかみで枝分かれしたルートは、耳中から耳の前部、目尻から「足の少陽胆経」に交わります。このラインは、邪気などに対する身体の防御反応を司ったり、熱源や水を運ぶルートになっていて、難聴や咽頭痛、目や耳の疼痛などの治療に有効です。
※人体惑星試論では、地球のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、腕の外側セカンドラインに相当します。


 
 

 
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■経絡(足の少陽胆経

胆につながる少陽の足陽経。目尻から耳を通って、耳の後ろの経穴「完骨かんこつ」を通って耳の後ろで枝分かれします。ひとつのルートは、側頭部を経て首に向かいます。鎖骨でいったん合流してまた枝分かれします。この一方のルートは胸中から肝、胆を通って、そけい部、陰毛の際を通って再び合流します。もう一方のルートは肩の経穴「肩胃けんせい」から、脇、身体の側面を通って、足の外側から外くるぶしを通って、足の薬指に向かいます。足の薬指と小指の間にある経穴「足臨泣あしりんきゅう」から枝分かれしたルートは「足の厥陰肝経」と交わります。このラインは、頭痛や頭部の症状、股、膝の痛みなどの治療に有効です。
※人体惑星試論では、木星のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、脚の外側セカンドラインに相当します。


 
 

 
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■経絡(足の厥陰肝経

肝につながる厥陰の足陰経。足の親指先から膝、腿の内側を通り、生殖器のそばを巡って、腹部、肋骨、胃、肝臓に至り枝分かれします。ひとつのルートは横隔膜を貫いて、喉、鼻、目と連絡し、額から頭頂部に抜けて、「督脈」と交わります。もうひとつのルートは、肝臓から横隔膜を貫いて、肺を通って「中焦ちゅうしょう」に向かい、「手の太陰肺経」と交わります。このラインは、血の働きにも関わり、そけいヘルニア、排尿困難、目の症状などの治療に有効です。
※人体惑星試論では、木星のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、脚の内側ファーストラインに相当します。ただし、頸骨上を通過します。


 
 

 
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■経絡(督脈

奇経八脈は、正経十二経脈を調整したり、協調させたりしています。奇経八脈の中でもとくに重要なものが以下の「督脈とくみゃく」と「任脈にんみゃく」の2つです。ともに、骨盤内の生殖器である「胞中ぼうちゅう」からはじまるため、受精や妊娠と深い関係が深いエネルギーラインであるともいえます。骨盤内にある「胞中ほうちゅう」から始まり、会陰に出ます。腰、背中、うなじを通って、脳内に入ります。頭頂部、額、鼻、上口唇に至ります。
※人体惑星試論では、宇宙のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、「センスマナ」に相当します。
※ヨガのエネルギーラインでは、「ナーディーシューマナ」に相当します。


 
 

 
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■経絡(任脈

奇経八脈は、正経十二経脈を調整したり、協調させたりしています。奇経八脈の中でもとくに重要なものが以下の「督脈とくみゃく」と「任脈にんみゃく」の2つです。ともに、骨盤内の生殖器である「胞中ぼうちゅう」からはじまるため、受精や妊娠と深い関係が深いエネルギーラインであるともいえます。骨盤内にある「胞中ほうちゅう」から始まり、会陰から腹部の中央を通って、腹、胸、首を経て、下口唇の中央まで至ります。さらに顔の両側を上がって左右の目元につながります。
※人体惑星試論では、宇宙のエネルギーを受けているラインに相当します。
※タイのエネルギーライン「セン」では、「センスマナ」に相当します。
※ヨガのエネルギーラインでは、「ナーディーシューマナ」に相当します。


 
 

 
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■東洋医学のツボ(経穴)へのアプローチ

東洋医学のツボ(経穴)は、生命エネルギー「気」や血液の通り道「経絡」上にある361の重要ポイント。世界保健機関(WHO)では全身に361個の標準的なツボがあると定めています。東洋医学のツボは、骨のキワ、筋肉のくぼみ、しわを目印に探します。お灸をすえる場所でもあります。ツボ押し効果のメカニズムは、主に「神経・血管・脳への刺激」による生理反射です。ツボへの圧迫が神経を経由して脳に伝わり、鎮痛物質(エンドルフィン等)や自律神経を調整する物質を分泌させ、血流改善や筋肉の緊張緩和、内臓機能の調整をもたらす効果が科学的に実証されています。ツボの位置は個人差があるため、図示された場所を中心に、指で探して最も感覚があるポイントを見つけます。ツボは「血管や神経が集まる繊細な場所」であり、本来は非常にピンポイントな位置にあるとされていますが、正確な位置からの「はずれ」は、プロの鍼灸治療では1mm〜5mm程度、セルフケアのツボ押しであれば「痛気持ちいい」と感じる周辺の範囲(おおよそ5mm〜1cm程度)であれば問題ないとされています。 ツボの位置は体格や骨格により異なるため、厳密に何センチと決めず、「骨の際」や「くぼみ」といった感覚で捉えるのがコツです。ツボは基本的に、「痛気持ちいい」と感じる場所です。ツボを押す際、少し強めの指圧を加えることで、その周辺の神経や筋肉を刺激し、目的とするツボ付近へも効果が広がりますので、場所の特定にあまり神経質になる必要はありません。ツボ押しにおける「浅い・深いの刺激の違い」は、筋肉や組織へのアプローチの深さと、目的に応じて使い分けることが重要です。強く押せば良いわけではなく、「痛気持ちいい」と感じる圧が最も効果的とされています。浅く優しい刺激は、皮膚の表面に近い場所で、浅層筋への刺激です。優しくなでる、軽く押すなどの刺激でも効果を発揮します。必ずしも、鍼を刺す必要はありません。深く強い刺激や強圧は、頑固な凝り、慢性的な不調、深部の凝りや痛みの解消を目的として行います。肩こりや腰痛が慢性化していたり、重症の場合に深層筋までアプローチする必要があります。強い刺激で血行を強く促し、冷え性などを改善し、体質改善を促します。

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
TTMA総本部(神奈川県鎌倉市) 日本伝統古式療法研究所(神奈川県横須賀市) やんばる自然療法研究所(沖縄県東村)
 
■自然療法や伝統古式療法の実践による調査研究

TTMAでは、さまざまな症例に対して、伝統古式療法を実践することで、検証を重ねています。TTMA総本部(神奈川県鎌倉市)は、臨床的研究の中心的な施設として、さまざまなアプローチを行っています。鎌倉の総本部施設は、山の上にあります。周囲は森となっており、リスやタヌキが走り回る自然環境の中で、自然治癒力を向上させるアプローチとともに、伝統古式マッサージの臨床研究を行っています。人間が自然の産物であることに注目し、コンクリートのジャングルではなく、喧騒を離れた自然豊かな環境下で焚き火をしたり瞑想をしたりしながら、過ごす提案を行っています。日本伝統古式療法研究所は、神奈川県横須賀市になります。この伝統的な古民家では、日本で古くから伝承されてきた薬草を用いた療法を中心に検証を行っています。やんばる自然療法研究所は、沖縄本島北部の東村になります。温かいエリアでしか生息できない植物を栽培し、これらを用いてタイやフィリピン、インドなどに伝わる伝統的なセラピーを実践しています。四季のある日本の気候と南国の気候では、やはり大きな違いがあります。食するモノもそうですが、身体を温める素材と冷やす素材がありますので、これらを日本の環境で結果を出すためにアレンジしたり、配合を調整したりすることで、研究データをまとめています。こうした研究結果は、TTMAの資格を有する方に対して開催する無料勉強会の中でフィードバックしています。

⇒アジアに伝わる伝統古式療法による症状別対処法臨床レポート
 
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