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■タイ古式マッサージのテクニック

タイ古式マッサージには、東洋医学の理論を含んだ施術法ですが、その中には多くのテクニックが存在しています。代表的なテクニックをまとめてみました。多くの人がスムーズに習得できるようにと、決まった手順で施術する〇〇スタイルというものに馴染みがありますが、これらスタイルの歴史はせいぜい数十年のことで、そのルーツを遡れば、決まりきった手順など存在せず、もっと渾沌としたもので、フリースタイルで行われていました。ありとあらゆる部位を使って施術する伝統的なタイ古式マッサージは、世界中に存在するあらゆる施術の集大成のようなもので、まさにテクニックの宝庫であることがわかります。全ては紹介しきれないので、その中でも代表的なものを抽出してまとめました。

 
 

 
■親指で圧迫する Thumb Press

親指(母指)で圧迫するテクニックは、あんまマッサージや指圧でも見られる最もポピュラーなテクニックのひとつです。指圧等では、指の腹に体重をかけて圧迫するのが基本ですが、タイ古式マッサージでは指の腹だけでなく、第1関節の骨を使ってつかむようにしながら圧迫するようにするのが特徴です。手の向きは部位や身体の形状に合わせていろいろな向きになります。ポイントは、残りの4本の指。身体に触れて母指を安定させるのがポイントです。身体に触れないようにすると、母指が安定しないため、当然ながら安定した圧迫ができなかったり、セラピスト自身の手を傷める原因となります。また、レシーバーの感覚としても、常にどこかが触れられていることで安心が伝わり、癒しの気持ちが伝わるというものなのです。

母指での圧迫サムプレスは、全身の部位に対する施術に用いられます。力加減は体重の乗せ方や指の重ね方等で変化させることができます。左右の指を重ねることで、圧迫は強くなりますし、体重を100%乗せることで、圧迫は強くなります。

母指での圧迫における注意点は、必ず手でアーチを作ること。母指と残りの4本の指でハイヒールのようにアーチを作りましょう。母指をかかとに見立ててください。人間の足も同じこと。偏平足では長時間の歩行は困難ですね。こうした施術においても同じです。自分自身が関節を痛めてしまってはもともこもありません。

もうひとつは、手や指の力に頼らないこと。圧迫は、指を介してレシーバーの筋肉にセラピストの体重を乗せていくもの。ですから、多くのパートで肘を曲げずに一本の棒に見立てて体重が伝わりやすくしているのです。手の力だけで押そうとすると、手の筋肉が耐え切れずに震えが生じてくるものです。こうした震えは、不快なものとしてレシーバーは受け取ります。手に力を入れてしまうと、手や指先の筋肉は硬くなり、レシーバーにとって堅い感覚になってしまいます。それだけでなく、セラピストが力を入れることで、レシーバーの身体状況を感じ取ることが困難になってしまいます。

一般的にタイ古式マッサージは、センというエネルギーライン上を母指でまず圧迫するところから始まります。両手をそろえて行う場合と片方ずつ交互にウォーキングする場合とがあります。いずれにしても表面の皮膚を滑らないようにしましょう。皮膚の表面を滑らせると皮膚を傷つける恐れがあります。これは嫌な痛みです。また、骨自体を強く圧迫することも同じように避けなければなりません。多くの部位では、皮膚の下に通常脂肪があり、筋繊維(筋肉)はまたその下にあります。脂肪細胞を圧迫することは、こうした施術では無意味です。筋肉を捉えていることを常に意識しながら、確実に筋肉に対するアプローチを心がけましょう。慣れないうちは、凝った筋肉と骨との違いがわからない場合も多いようです。

電話帳の間に5円玉を置いて、紙の下にある貨幣の穴を感じる練習をするといいでしょう。最初は表紙の裏において触ってみてください。できたら、2ページ目、3ページ目と奥のほうに置いて感じてみてください。あなたは何ページ目の穴まで感じることができますか?何よりも指先の感覚を研ぎ澄ませておくことが上達への近道といえます。

 
 

 
■親指を回しながら圧迫する Thumb Circle

親指(母指)で圧を加えながら、少し回すようにすると、通常の圧迫とは違った感覚を表現することができます。同時にレシーバーのコリの具合など、身体状況を判断することが容易にできます。通常のまっすぐな圧迫とは、レシーバーにとっての感覚は全く違うものです。ソフトなタッチで行うとリラックス効果を発揮するのに適しています。深く筋肉を捉えて行うと強い刺激を伴いますが、凝りほぐしに効果的なテクニックとして使うことができます。用途に応じて使い分けるといいでしょう。背中の脊柱起立筋や下腿部の前頚骨筋、手の甲、手のひら、中臀筋、頭部やこめかみなど、使える部位は非常にたくさんあります。

 
 

 
■手のひらを使って圧迫する Palm Press

手のひらを使って圧迫する手法は、広く使われるポピュラーテクニックのひとつです。広く面で捉えてじわーっとした感じを出すのに適しています。タイ古式マッサージでは、母指でセンを圧迫した後にこの手法が多く用いられます。左右の手を重ねて強い圧迫を行ったり、交互にウォーキングしたりします。手のひらと一口にいっても、全体を広く使ったり、手根(手首よりの部分)を使ってセンをとらえたりできます。左右への微妙な傾け方で筋肉を的確にとらえたりツボに相当する部分にアプローチをすることもできます。こういった微妙な手の使い方には個性が発揮される部分でもあり、簡単な手法にも奥の深さがあります。

母指を使った圧迫と同じように、レシーバーの身体の上に置いた手のひらにセラピスト自身の体重を伝えることが基本です。まるで赤ちゃんがはいはいするように、四つんばいになって体重を伝えていきます。決して手の力で押すのではありません。手は常にレシーバーの身体の状態を感じ取るための感覚器であることを忘れないで下さい。セラピストは腰を入れて重心を前方に移すことで、より手に圧がかかっていくのを感じるでしょう。いずれにしても、圧の基本は、弱→強→弱です。最初は弱い圧迫でならし、次に強い圧迫で深部にまでアプローチをし、さらに弱い圧迫で緊張をとるというのが一連の流れと考えるのがいいでしょう。

 
 

 
■指でつかむ、もむ、押し付ける Finger Grasp

指は、母指以外も使います。セラピストの全身の部位を使って、無駄なく無理なくレシーバーへアプローチをしていくのがタイ古式マッサージの特徴でもあります。指も当然ながらすべて使います。頭部などでは、すべての指を頭皮をつかむように押し付けながら施術します。肩やふくらはぎの部分では指の腹を使って引くような要領で筋肉のトップを確実にとらえます。膝関節をつかんで回したり、腹部では、臓器に指先が届くほど強く押し込みながら施術を行います。筋肉自体をつかんで引っ張るような動きやつまんでテンションをかけるような動きまで、考えられるありとあらゆる手法を用いて施術を行うのがタイ古式マッサージです。

 
 

 
■指の腹を使って線を引くようにスライドする Thumb Slide

指の腹を使って線をひくように軽いタッチでスライドするテクニックです。強いタッチで行うと皮膚の表面がつれて嫌な傷みを与えてしまいますから、注意しましょう。一定の圧のまま、軽く長くスライドさせるのがポイントです。人体の皮膚は、臓器を覆うシートではなく、最大の感覚器です。こういった感覚器の感度をアップさせるためにもこうした施術は有効に活用できます。

このテクニックは、顔や手のひらなど微妙な感覚の部分で用いられることが多く、これだけで、リンパの流れを促進することにもつながります。リンパは比較的皮膚の表面に近いところに位置しており、こうした手法はオイルを使った施術などでも用いられることがあります。

 
 

 
■こぶしで押す Knuckle Press

こぶしで圧迫するテクニックは、指の関節を使って強めの圧迫を提供できます。角度を変えて調整することで、こぶしをフラットに当てたり、こぶしの山を当てたりすることができます。指圧のように指の腹だけを使うのではなく、あらゆる部位を有効活用するのがタイ古式マッサージの醍醐味です。

 
 

 
■指ではさむ Hold with fingers

指関節ではさむテクニックは、レシーバーの手指や足指を軽くストレッチする時に使います。指などの細い部位では、セラピストの人差し指と中指を曲げた状態で指関節ではさみます。レシーバーの指にある関節と関節の間をちょうど圧迫できるように手を合わせて、一定の圧ではさんだまま、引っ張ります。すると、指の関節をストレッチすることができます。パン!パン!と心地よい音が鳴りますが、この音はセラピストの指と指がぶつかりあう音です。

 
 

 
■肘で圧迫する Elbow Press

肘を使った圧迫では、強い圧迫が可能です。肘の骨のとがった部分で筋肉をとらえて体重をのせ、一気に深い部分へのアプローチを行います。慣れないうちは、肘先で筋肉をとらえることが難しいかもしれませんが、練習次第で手のひらや指先と同じように感覚を研ぎ澄ますことができるようになります。丈夫な部位を使って施術を行うので、セラピスト自身の疲労が少なく、強い圧迫を続けることができますので、上級者は全身に対してこのテクニックを使うことが多いようです。

肘を使った圧迫においても、できる限り上半身をアプローチする箇所の上に乗り出すような態勢をとることによって体重をうまく伝え、確実に患部に対するピンポイントのアプローチができるようになります。足裏や臀部、背部などでは使う機会が多いので、練習を重ねて感覚を敏感にしておくことが大切です。

 
 

 
■前腕でローリングする Elbow Rolling

ローリングは、肘の角というよりは、少し前腕よりの広い面を使って、回しながら圧をかけていくテクニックです。同じ位置で腕をまわすと互いの皮膚の表面が擦れたりつれたりしてしまいますから、皮膚の表面に負担がかからないように、腕をまわす皮膚表面の距離によってローリングの距離は自然に決まってきます。

これも腕の力というより、体重を乗せて圧をかけるようにするのがポイントです。前腕の腹の側をまず押し付け、転がしながら背中側まで押し付けていきます。このように外向きの開店のみで内向きに逆回しすることはありません。ローリングでも圧の強さ弱さはコントロールできますが、前腕には骨が皮膚表面の近いところがありますので、施術する部位によっては、骨と骨をぶつけてしまうことがあります。ですから、常にレシーバーの身体状況を感じながら不快な骨への圧迫を避けて行いましょう。このローリングテクニックは、足裏の土踏まず部分や肩の僧帽筋、ももの大腿四頭筋などで多く用いられます。

 
 

 
■足底で圧迫する、かかとで踏む Foot Press  Heel Press

足を使って圧迫するテクニックは、タイ古式マッサージ・ヌアボーランらしい大胆なテクニックです。セラピスト自身もほとんど疲労感を感じることなく、効果的に力強い圧迫ができる代表的なテクニックです。足底全体を使ってソフト目に行う場合と、かかとで脂肪の奥深くにある筋肉をとらえて強い圧迫を行う場合とがあります。これらは、レシーバーの身体状況や好みなどに応じて調整するといいでしょう。また、さらに、肩甲骨の裏側に深く足指を挿入したり、微妙に傾けて小指側のまっすぐなラインを筋肉の形状に合わせて圧迫したりと語りつくせないほど微妙なバランスでアプローチしていきます。

慣れないうちは、ただ単に足で押すというとらえ方で行うと、雑な施術になりがちなものです。身体には皮膚表面に骨が浮き出ている箇所もあります。背部の真ん中には脊柱があり、やみくもに骨を圧迫してしまうのと非常に危険です。足底の感覚を研ぎ澄ますようにして、微妙なコントロールができるようになると、優雅で大胆かつ繊細な施術を行うことができます。実際にはストレッチングに取り入れて、左右それぞれ手で引っ張りながらレシーバーの身体にテンションをかけ、筋肉が盛りあっがた状態で踏み込むなど、足だけでなく、セラピスト自身も全身の神経を研ぎ澄ませて、技を展開させていく使い方がほとんどです。上級者向けのテクニックといえるでしょう。

 
 

 
■ひざで圧迫する Knee Press

ひざを使って圧迫するテクニックです。ひざを支点にしてストレッチするときに主に使われますが、ひざを押し込むことをメインにする場合とひざを動かさないで支点にする場合とで、レシーバーにとっては微妙なニュアンスの違いが感じられ、全体を通しては大きな違いが生じてきます。タイ古式マッサージにおいては、こうしたミリ単位の力加減は常につきまとう重要な要素ですから、ぱっと見で同じように見えるテクニックであっても、セラピストひとりひとりの個性が表現される施術だといえるでしょう。

ひざは、主に背部の脊柱起立筋のトップや臀部、下腿部や大腿部の筋肉などにアプローチする場合に主に用いられます。いずれも骨に対する圧迫は危険ですから必ず避けるようにしてください。他の部位を使ったアプローチと同じように、ひざでレシーバーの身体状況を感じ取り、大胆かつ繊細な施術を心がける必要があります。

 
 

 
■チョップする Chop

チョップは、強く圧迫した筋肉に対して、軽くリズミカルな刺激を加えることで、筋肉内部の毛細血管にある血液の滞りを均一にするほか、強い、弱い、ゆっくり、素早くなど、レシーバーの感覚にバリエーションをもたらすことができます。

チョップも骨に対する圧迫は避け、筋肉に対するアプローチを常に心がけておこないます。よって、各身体部位の筋肉のつき方で手首の方向を調整し、的確なポイントに心地よい刺激が与えられるように工夫して行うとよいでしょう。

指を開いてすきまをつくり、あとは手首を回転させるようにして、小指から手刀あたりを筋肉に対してぶつけていきます。ぶつかる瞬間には、指と指がぶつかることで心地よい音が出ます。ぶつかる瞬間だけ、若干スピードを上げて行うと、振動は奥深くまで到達します。

 
 

 
■ふる、ゆらす Shake

振ったり揺らしたりするテクニックは各部位を施術する前後に用いられます。リンパの流れと血液の滞りを均一にするほか、筋肉の緊張を瞬時に取り除いてリラックス効果を促進したりすることができます。セラピストの手の使い方は、さまざまで、凝った筋肉の凝りをほぐすというよりも、レシーバーのストレスを取り除き、リラックス効果をもたらすのに有効な手法です。

 
 

 
■血液を止める Opening The Gate

血液を止めるテクニックは、鼠頸部や脇下などの部位で用いられます。そうした部分では、軽くふれるだけで、脈を感じることができます。そこを少しだけ圧迫すると血管壁が押しつぶされ、血液の流れを瞬間的にストップさせることができます。事実上、皮膚近くにあるリンパの流れも同時にストップさせていることになりますが、一度ストップさせて一気に流すことで、血管内にある老廃物を除去し、毛細血管の奥のほうにまで新鮮な血液を流し、栄養分と酸素を送ることで、細胞自体を活性化しているといえます。

タイでは、この行為を「パートプラテートロム」といいますが、直訳すると「風の門を開く」という意味になります。タイ伝統医学では、宇宙の構成要素を「地・水・風・火」の4つに分類しています。この中で「風」は、動く事ができる軽い性質のものをさします。呼吸や体内を通る風、空気をさしています。

ちなみに「地」は、髪、爪、歯、皮膚、筋肉、骨、靱帯、健、心臓、腎臓、肝臓、肺、脳、小腸、大腸、食べ物などをさします。「水」は、血、リンパ、汗、涙、唾液、鼻水、痰、尿、脂肪など。「火」は、体温、感情、消化、老化などをさしています。

 
 

 
■座る Sit on

レシーバーの身体の上に座るテクニックは、さまざまな場面で見られます。座る位置を正確に推し図ることで、椅子に普通に腰掛けるように座ることができます。レシーバーの足裏や仙骨の上、大腿部など、座った位置を支点にすることで、他の部位のストレッチを可能にします。ふたりで行うヨーガとも呼ばれるタイ古式マッサージでは、セラピスト自身の身体の部位をあますところなく有効に活用して施術をするのが特徴です。座る位置が微妙にずれてしまうだけで、レシーバーの呼吸を困難にしてしまったり、互いの骨同士をこすりつけて不快な思いをさせてしまったりもしますので、大胆なテクニックほど、正確に慎重に行うことが要求されます。セラピストは、臀部の感覚でレシーバーの身体状況を読み取るように感覚を研ぎ澄ませておくことが大切です。

 
 

 
■そらすストレッチング Backward Streching

後方にそらすストレッチングは、腰部に支点をつくり、後方にそらします。手を当てて支点をつくる場合、膝を当てて支点をつくる場合、足で押さえて支点をつくる場合があります。

ストレッチングを行うときには、レシーバーの身体のどの部分をどう感じさせるかを、ひとつひとつイメージしてテクニックを連続させていきます。やみくもに引っ張ればいいとか、やみくもに持ち上げればいいとかということではありません。身体の柔軟性はひとりひとり違います。もっと言えば、その日の体調によっても異なってくる微妙なものです。どこまで引っ張ればいいか、どこまで持ち上げればいいかは、レシーバーの身体が必ず教えてくれるものです。例えば、身体が堅い場合には、同じテンションで持ち上げていくと、身体は徐々に硬くなっていくのが感じられます。その感覚を感じ取ることがセラピストには求められます。そうすれば、自然に止まるところが見つかるはずです。そこで必ずとめてください。そのまま数秒とめておけば充分にストレッチングの効果を発揮することができます。そこからさらに引っ張ったり持ち上げたりすると事故につながる恐れがあります。事故は1センチの違いで起こります。優雅で大胆なストレッチングテクニックは、タイ古式マッサージを志す者にとって、興味をそそるものですが、1センチで重大な事故につながる危険性をはらんでいますので、注意が必要です。

 
 

 
■ねじるストレッチング Twist Streching

ねじるストレッチングでは、腰部を中心に身体をねじったり、首をねじったり、足をねじったりします。さまざまな姿勢やポジションで行われますが、これも他のストレッチング同様、無理やりひねることは非常に危険です。

ストレッチングを行うときには、レシーバーの身体のどの部分をどう感じさせるかを、ひとつひとつイメージしてテクニックを連続させていきます。やみくもに引っ張ればいいとか、やみくもに持ち上げればいいとかということではありません。身体の柔軟性はひとりひとり違います。もっと言えば、その日の体調によっても異なってくる微妙なものです。どこまで引っ張ればいいか、どこまで持ち上げればいいかは、レシーバーの身体が必ず教えてくれるものです。例えば、身体が堅い場合には、同じテンションで持ち上げていくと、身体は徐々に硬くなっていくのが感じられます。その感覚を感じ取ることがセラピストには求められます。そうすれば、自然に止まるところが見つかるはずです。そこで必ずとめてください。そのまま数秒とめておけば充分にストレッチングの効果を発揮することができます。そこからさらに引っ張ったり持ち上げたりすると事故につながる恐れがあります。事故は1センチの違いで起こります。優雅で大胆なストレッチングテクニックは、タイ古式マッサージを志す者にとって、興味をそそるものですが、1センチで重大な事故につながる危険性をはらんでいますので、注意が必要です。

 
 

 
■のばすストレッチング Streching Out

のばすストレッチングは、筋肉を伸展させるテクニックですが、身体を屈曲させることにより、片側の筋肉は伸展し、同時に反対側の筋肉はします。

ストレッチングを行うときには、レシーバーの身体のどの部分をどう感じさせるかを、ひとつひとつイメージしてテクニックを連続させていきます。やみくもに引っ張ればいいとか、やみくもに持ち上げればいいとかということではありません。身体の柔軟性はひとりひとり違います。もっと言えば、その日の体調によっても異なってくる微妙なものです。どこまで引っ張ればいいか、どこまで持ち上げればいいかは、レシーバーの身体が必ず教えてくれるものです。例えば、身体が堅い場合には、同じテンションで持ち上げていくと、身体は徐々に硬くなっていくのが感じられます。その感覚を感じ取ることがセラピストには求められます。そうすれば、自然に止まるところが見つかるはずです。そこで必ずとめてください。そのまま数秒とめておけば充分にストレッチングの効果を発揮することができます。そこからさらに引っ張ったり持ち上げたりすると事故につながる恐れがあります。事故は1センチの違いで起こります。優雅で大胆なストレッチングテクニックは、タイ古式マッサージを志す者にとって、興味をそそるものですが、1センチで重大な事故につながる危険性をはらんでいますので、注意が必要です。

 
 

 
■道具を使う With Tools

タイ古式マッサージでは、状況に応じて道具を使うこともあります。オイルは基本的に使用しませんが、プラコップと呼ばれるタイハーブ(サムンプライ)を布でくるんだものやタオル、ブランケットなど、さまざまなものを使用します。リフレクソロジーで主に使用するスティックを使用することもあります。

一枚のタオルをまるめて細長くし、首の後ろに回して引き上げながら、首の凝った筋肉にアプローチをしたり、ブランケットを使って腰を左右にひっぱってストレッチングをしたりと、単なるタオルやブランケットを上手に使って効率よく施術に活かしているのが特徴です。

サムンプライのハーブボールマッサージ(プラコップ)は、スチームした状態で使用しますから、ハーブのエッセンスが肌に効果的なだけでなく、温熱効果もありますから、鍼灸治療の要領でツボに押し当てたり、2つのボールを手のひらのように使いながらウォーキングをしたり、タッピング(連続して軽くたたくこと)したり、関節にはさみながら圧と熱をコントロールしたりとさまざまな使い方があります。

雷が落ちた木から作られるトークセンは、タイ北部に伝わるハンマー療法です。トントンという心地よい響きがすっきり感を演出します。

 
 

 
■祈る Pray

施術の前後に祈る行為があります。訓練によって、瞬間的に手が温まるようになり、気のこもった温かい手で施術をスタートすることができるようになります。「ワーイ」といって、タイ古式マッサージが仏教とともに発展してきた名残ともいえる行為です。タイ古式マッサージは愛情を持って行うべき行為で、このマッサージを霊意で作り出したタイ伝統医学の祖であるシバカゴマラバット師に敬意を表し、次のように暗唱します。「オナモシバゴマラパッジョープチャヤ」

 
 

 
■腕で押すのではなく、身体で押す

手や腕の力を使って押すのを「小手先」と言います。「小手先」とは、「表面的で、上っ面だけ」という意味のあまりよくない表現です。「小手先」の反対語は「根本的・抜本的・大局的」というそうです・・・(知りませんでした。)とにかく、全身全霊をかけて一つの圧を提供するというのが大切です。つまり、身体から発するパワーを腕や手から伝えるということです。日本語は難しいものです。確かに「手で押す」とか「指で押す」という日常的な表現はしますが、それは決して「手や腕の小手先で圧をかけろ」と言っているわけではありませんので、ご注意ください。

 
 

 
■狙った場所に指や手を当てないで

圧を加えたい場所を狙って、そこにピンポイントで手や指を置いてはいけません。何故なら皮膚は動くものだからです。どんな部位でも必ず皮膚は動きます。背中は特に動きますから数センチもずれてしまうものです。ずれてしまうから、ずれないようにしようとすることで、腕や肩に無意識に力が入ります。それが「力み」となってしまう悪循環が生まれます。別に皮膚が動いてもいいのであって、その動きをセラピストが止めようとする必要はありません。動く分を計算して、手や指を当て直せばいいだけのことです。

 
 

 
■腕は突っ張るのではなく、曲げ伸ばしする

「肘は曲げずに腕は伸ばせ!」と教えられて育ったセラピストは少なくないと思います。でもこれは間違いです。先に腕を突っ張ってから狙った部位に手を当てようとすると、確実に腰の力が入らなくなります。肩が固まれば腰も固まります。このようにして表現された圧は、表面的で身体の中心にまで到達しない性質をもった硬い圧になります。ですから、最初に身体に触れる時には。肘は曲がったままでいいので、軽く当てるだけにします。皮膚は動きますが、数センチで止まります。止まってから、腕を徐々に伸ばしていくものです。マックスの圧がかかるタイミングでは、肘は伸びていないと、体重を腕が食ってしまいますから、必ず伸ばしてください。

 
 

 
■圧の種類

圧は「強い・弱い」で表現されることが多いものです。でも、それだけではありません。「柔らかい・硬い」の違いもあります。「温かい・冷たい」の違いもあります。「ミラー効果」をご存じだと思います。自分が微笑めば相手も笑顔になり、こちらが相手を睨めば、あちらもこちらを睨んでくるというものです。圧に関しても、これと同じことが起こります。硬く表面的な圧を加えれば相手も身体を無意識に固めます。これでは、何のためにマッサージをしているのかさえ意味不明になってしまいます。プラスチックの角で押されて気持ちいいと感じる人はいません。温かく柔らかいもので押されるのと、冷たく硬いもので押されるのでは。どちらが気持ちいいかは言うまでもありません。力で押し込もうとすれば、その圧は固く冷たいものになります。冷たくなるというのは、筋肉が張ることで血管が収縮して血流が阻害されるからです。ですから、その逆をやるようにしましょう。力を抜いてなるべく脱力して、ふわーっと乗り込めば温かく柔らかい圧が表現できます。「ミラー効果」は顕在意識ではなく、潜在意識に作用するものです。優しい気持ちで、圧や熱が身体の奥深くにまで到達するようなイメージをもって行うことで、素晴らしい圧を表現することができます。

 
 

 
■圧の強弱コントロールは筋力でなく、重心移動で行う

筋肉に対して「垂直に圧を入れる」という考え方や「中心に向かって圧を加える」という考え方は決して間違っていません。当たり前のことですが、まっすぐに圧を入れなければ、皮膚を引っ張ることになってしまい、手は滑って抜けてしまうからです。ですが、もっと細かく説明するなら、正確に垂直じゃなくてもいいと思います。中心圧に関しても、捉え方によって違ってくるからです。身体の中心に向かうべきなのか、ひとつの筋肉の中心に向かうべきなのか、その筋肉の中でもこの部分という意味なのかによっても、その答えはひとつではないからです。まっすぐに圧を入れようとすると、通常は、肩から手首にかけてのまっすぐにして圧を加えようとしてしまいます。ただ、このように意識することは、肩や腕に無意識に力が入ってしまう原因となります。これがひどくなると、この力は「力み」になってしまい、震える原因にもなってしまいます。「だんだん強く」「だんだん弱く」を意識するほうが圧は断然スムーズなものになりますので、肩が行き過ぎるくらいにして伸びやかな圧を加える方が確実に気持ちいいものです。そもそも、セラピストの身体の重心は肩にあるわけではありません。頭部はもちろん重さがありますが、重心は丹田のまわりの腰にあります。力学的に考えればこれも当たり前ですが、行き過ぎたくらいのところが最も圧が加わるポジションだということになります。圧の強弱は筋力によって調整するべきものではありません。上体を大きく動かしながら、重心移動で圧を調整するものです。上体が固まっている施術スタイルは決して美しくありません。優雅に大胆に動いて、細かく圧をコントロールしながら全体をつないでいくようにしましょう。

 
 

 
■力を入れて押し込んではいけない理由

強く圧迫したいがために、力を入れて押し込んでしまう人がいます。しかし、タイ古式マッサージは力を入れて押し込むものではありません。力むと体が硬くなり、機敏な動作ができなくなります。しなやかな動作ができなくなり、スムーズに動けなくなります。全力で押し続けるとすぐに体力が尽き、持久戦では体力が持ちません。これは、ヨガや太極拳においても同じです。力むと呼吸が止まる、または浅くなります。ヨガでは深い呼吸で酸素を取り込み、自律神経を整えることが重要ですが、力任せではその効果がなくなります。「ふたりで行うヨガ」という異名をもつタイ古式マッサージでは、互いに健康になるという目的があります。両者が「内的な意識」や「気の流れ」を重視するものであり、外的な力みはそれを阻害し、怪我のリスクを高めることになります。エゴ(もっと押したいという欲望)」で押すと、体の声(痛みや制限)を聞き逃し、集中力が途切れます。身体が力むと、経絡(エネルギーの通り道)が詰まり、「気」の流れが滞ります。これにより、太極拳が持つ健康増進効果(血流促進など)が失われます。力むと、重心が上り(上実下虚)、動きが円滑でなくなり、かえってバランスを崩しやすくなります。バランスを崩せば、相手を怪我させることにもつながります。セラピストは、相手の身体を感じ、言葉にならない心の声を受け取るようにしながら、必要な箇所に必要な圧迫を提供するものです。ですから、腕や手先で押すのではなく、下半身(腰)の移動と連動して動かします。息が上がることのないように、一貫して自然な腹式呼吸を保ちながら行うべきものです。まず、呼吸を深くし、おへその下にある「丹田(たんでん)」に意識を集中させることで、エネルギーを体内に満たします。寝ている時のようになるべく全身の力を抜いて行います。関節をゆるめることで、滞った気血の流れをスムーズにします。心を落ち着かせて施術を行うことで、脳がリラックスした状態(瞑想状態)になり、精神的な平穏と集中力を伴った状態で施術を行います。こうすることで、セラピスト自身の気血水の流れが促進され、自らも健康になることができます。自律神経のバランスが整い、ストレスが軽減し、内臓機能が活性化し、冷えや肩こり、腰痛などの改善効果も期待できます。タイ古式マッサージを通して自然治癒力を向上させることができます。

 
 

 
■力を入れずに、しっかりした強い圧を入れる方法

コリを軽減させる時に、力を入れずにしっかりした強い圧を入れるにはどうしたらいいか・・・・肘や膝などを使えば、いくらでも強い圧を入れることができます。タイ古式マッサージは、指圧や整体とは違いますから、手や指は強い圧を入れるための部位ではありません。手や指は身体状況を細かく読み取るのに適した部位です。手や指は細かい部分へのアプローチやエネルギーの調整をする時にメインで使います。パンパンになったコリは、肘を使う「エルボープレス」やひざを使う「ニープレス」ができれば、OKです。もう、手を痛めることがなくなります。

 
 

 
■エルボープレスのコツ

肘を使って強い圧迫をするテクニックは上級者にとっての必須テクニック。経験者の多くができているようで、実は多くのプロが勘違いしているのがこのエルボープレスです。肘をやみくもに当てて、全体がただ強く当たればそれでいいということではないからです。雑にやってしまうと怪我をさせる可能生も跳ね上がります。きちんと行えば、結果が出せるエルボープレスですが、雑なエルボープレスは非常に危険なテクニックのひとつです。骨をつついてしまったり、余計な怪我を負わせてしまったりしてしまいます。

まず、最も大切なことは、クライアントとの距離感です。距離を考えずに、その場でただ肘を押し下げてしまうことによって、圧迫の角度が変わってしまって筋肉の深い所にまで圧が届くことはありません。エルボープレスは腕や肩の力ではなく、腰の力で圧迫していくものです。中心圧を考慮してセラピスト自身が体制を整えて、無理のない姿勢をとることから始めなければまず難しいものです。簡単なようで実はすごく難しいエルボープレスのテクニック。セラピストの体格によっても距離やスタンスが変わってきます。

また、このエルボープレス。実はとても優しいタッチを表現することも可能です。例えば、肘先の骨だけを当てて行うアプローチもあれば、肘の骨を含んだ数センチを面として使うこともあります。正確にはエルボープレスとは言えないのかもしれませんが、前腕部分の10センチくらいを使うこともあります。腕の向きを変化させれば、骨と筋肉の両方でアプローチしたり、筋肉だけを柔らかく当てて使うこともできます。とにかく多種多様に使える身体部位がエルボープレスというものです。

 
 

 
■ニープレスのコツ

ニープレスもコツがあります。ニープレスのコツは、まっすぐに押圧するのではないということをご理解ください。ただ押しあてるだけではぐらぐらします。ですから、皮膚をひっぱって安定させながら行うべきものです。「ぐらぐらするから、圧をあまりかけない!」とどこかのタイマッサージ先生が説明しているのを聞いたことがありますが、決してそういものではありません。引っ張ってテンションをかけ続けておくというのがコツです。膝の角度によって当てる面積をコントロールする必要もあります。膝の大きさには個人差があり、出っ張っている部分とフラットな部分があります。フラットな部分ではなく、出っ張っている部分を正確に押し当てる必要もあります。膝を曲げる深度も重要です。でっぱりは一つではありません。余計なでっぱりが当たっていることに自分で気づかずに相手の肋骨を損傷させることもあります。ちなみに私は生徒さんの練習中に骨を損傷されて呼吸ができなくなりました。無意識下で出っ張っている骨が肋骨を損傷させますので、きちんとマスターすることが大切なテクニックです。

 
 

 
■どの部位を使うのかは彫刻刀選びのようなもの

小学生だったころ、版画をやった経験がきっとあると思います。版画用の彫刻刀を選ぶ時には、作品の雰囲気や求める線を表現するために、切り出し刀、平刀、丸刀、三角刀などの違った形状の彫刻刀を選んだと思います。小学生の頃にも、自分自身の頭で考えて、彫刻刀を選んでいたのだと思います。でも、マッサージを学ぶ多くの方は、決まりきった施術パターンを覚えることでマッサージを学んだと満足してしまうものです。何故なのでしょうか?マッサージをするなら、もっと自由に考えてください。彫刻刀を選んだように、自分の身体のどの部位をどう使うのかを考えることも上達への第一歩です。指で押すのか、掌で押すのか、肘を使うのか、膝を使うのかを瞬間的に判断して、的確にアプローチするというのが上級者の考え方です。毎回決まりきった手順通りに同じことを繰り返すだけでは、決してそれ以上に上達することはあり得ません。指で推す場合でも、細かくアレンジしていいのだと思います。指圧のようにまっすぐに指の腹を使って圧を入れてみたり、第1関節を中心に指全体を当てるようにすることで、もっと広い面積にアプローチすることができます。指を斜めに立てるようにすることで、腱のすきまにまで届かせることができます。掌を使う場面では、付け根部分の硬い部分を押し当てるようにするのか、ふわーっと全体を載せるようにするのか、微妙に向きや角度を調整するだけでも、ピタッとはまったり、流すようなタッチを表現したりできるものです。

 
 

 
■体調の改善には「コリほぐし」だけでは不十分

ちまたにあふれる「リラクゼーション目的のボディケアマッサージ店」は、多くのチェーン店舗が名を連ねていますが、特に昨今ではいくつもの激安店が競争し、マッサージの料金は低下傾向にあるようです。そのどれもが、リラクゼーションを主たる目的にしたもので、体調を良くすることを目的としたものではないという前提で運営しています。しかし、実際のところは、コリを軽減させたり、身体を楽な状態に導くことを念頭に置いたトークを繰り広げ、ユーザーに対して「何度も通ってもらうことで体調を良くしていきましょう」というゴールを設定しています。具体的にやっていることは、「ユーザーが不調を訴えている箇所の筋肉の凝りほぐし」だけであるということです。もちろん、コリをほぐすことは血流を上げることとイコールですから、身体にはプラスに作用します。ただ、ここで、理解しておかなければならないのは、体調を良くすることを目的とするならば、コリをほぐすだけでは不十分だということです。

ここで、筋肉のコリを軽減させるためのメカニズムについて復習しておこうと思います。筋肉への圧迫は、筋肉中に張り巡らされている毛細血管を圧迫するということです。毛細血管は圧迫を受けることで、血管中の血液は押し出されて、血管の中は一度真空状態になります。今度は圧迫を緩めることで血液が流入します。この作業は血液循環を上げることになります。血液は、筋肉細胞に酸素や栄養を供給しますから、筋肉細胞は元気を取り戻してくれます。こうすることで実際には、自然治癒的にコリが緩んでくるというメカニズムです。

マッサージトリートメントで、体調を整えるためには、時間がかかります。30分程度の時間の枠ではコリをほぐすだけで精一杯です。最低でも3時間くらいの時間は必要になります。コリを軽減させて血液を循環させて、身体を温めて血液や水分の流れを循環させて、副交感神経にスイッチを入れて、気の流れを調整して、ホルモンの分泌を促していくという一連のプロセスが大切です。半日から一日程度のゆっくり時間をかけてデイスパリトリートは、凝った箇所をもみもみするだけのボディケアとは全く違ったアプローチになります。

 
 

 
■コリをとることエネルギーを通すことの違い

東洋医学では、身体を細胞の寄せ集めと捉えます。一つの細胞が元気な状態でいるには、「気・血・水」の3つの要素を必要とします。簡単に説明するなら、気は目に見えないエネルギー、血は血液、水は水分です。コリをとるためには、筋肉を圧迫することで血の循環を上げることにほかなりませんが、血の循環だけを上げても、他の要素「気・水」は、そうなのでしょうか?この場合、「水」は、おおむねリンパをさします。リンパ管は、筋肉よりも皮膚に近い浅い層に張り巡らされていますので、皮膚をさすったり、なでたりすることでリンパは循環します。ちなみにオイルを使用する使用しないは問題ではありません。オイルを使用するのは、滑らかなタッチの表現や皮膚を傷つけないための配慮にすぎないからです。つまり、通常のこりほぐしボディケアでも、筋肉への圧迫と同時にリンパへの刺激を行っていることになりますから、血の循環と同時に水の循環も行っているということになります。問題は「気」です。「気」は、目に見えないので、胡散臭いものと思われることが多いものですが、経絡や漢方などの伝統医学を語るうえで、切り離すことができない重要なファクターであることも否めません。「気」はエネルギーです。つまり、波動です。他の表現に言い換えるなら、それは、振動数であり、周波数です。エネルギーを通すということは、経絡やセンなどのエネルギーラインに沿って「気」が流れているわけですから、これは、筋肉に対するアプローチではありません。エネルギーラインは、筋肉であろうが骨であろうがおかまいなしに身体の中を通っているとされているからです。「気」を調整するためには、力いっぱい筋肉を圧迫することではなく、エネルギーラインに沿って、そこを温めるような感覚でそっと触れたり手をかざしたりすることが必要になります。つまり、凝りほぐし系のボディケアとは全く違ったアプローチを行う必要があります。そして、難しいのは、セラピストが自分の筋力を使ってしまうことで、セラピストは「気」のコントロールができなくなってしまうことです。力を使うと気がコントロールできなくなり、逆に力を抜くと圧が入れられなくなるという反作用の関係性が生じてきます。それでは、そうするのか・・・。力を入れずに圧を掛ける方法で行わなければならないということになります。それをマスターすることができれば、「気血水」すべてを同時に調整することができるようになるということになります。コリを軽減させると、だらーっとして眠くなります。エネルギーを調整すると、身体は軽くなり軽やかになります。気血水の全てを調整すると、疲れが取れて、身体が楽になって、身体が軽くなって、可動域が広がり、背筋が伸びて、活力までも湧いてきます。

 
 

 
■痛いマッサージと痛くないマッサージ

痛いマッサージが嫌だという方がいます。痛くなければ効かないから嫌だという方がいます。本当は、「いた気持ちいい」と感じる程度の微妙な圧を提供するのが最も優れたリラクゼーションの方法です。しかし、実際にはマッサージを提供するセラピストにとってこれが難しいポイントです。多くのセラピストの頭の中の基準では、「弱中強」の3段階の基準で把握している人もいれば、もっと細かく5段階や10段階に分けて調整している人もいます。また、マッサージを受けているクライアント側の感覚も身体部位によって痛みバロメーターは異なります。「ここは痛みを感じるけど、ここは痛みを感じない・・・」という具合になってきます。受け手の感覚をベースにすれば、「ここはすごく痛いけど、ここは弱すぎて意味がない・・・」と感じるようなら、そんなへたくそなマッサージは二度と受けたくないと思ってしまうことでしょう。それでは、どうすればいいかというと・・・考え方を理解し、方法をマスターすればいいだけなのですが、文章で書ききれる分量ではないので、簡単な説明のみにとどめます。そもそも、皮膚の表面から何センチと考えて押さないことや自分の力加減で調整しようと思わないことがまず大切なことなのでしょう。世の中には、簡単な研修のみで現場に出ているセラピストが多く存在しています。ただ強く押しせばいいと考えているセラピストや痛いのは嫌だろうから強く押さないことをモットーとしているようなセラピストが多くいます。お客さまの立場になって考えてみれば、効果が出ないものにお金を払っている人や身体を壊されてしまう危険行為にお金を払っている人がたくさんいるのは残念なことです。

 
 

 
■痛みが出てからコリをとるだけの繰り返し?

巷にあふれるクイックマッサージでは、体調を整えるレベルのトリートメントは期待できません。マッサージでできることは凝りほぐしだけではないからです。日常生活の中である特定部位の筋肉が凝ってくるのは、生身の人間である以上仕方のないことですが、多くのユーザーは、痛みが出てからコリをとるだけの繰り返しになっているのはとても残念なことです。正常値を下回ったら、正常値に戻すという繰り返しよりも、正常値のレベルを本質的に向上させることが、本来は健康であり続けるために最も必要なことだからです。本質的なレベルが向上して初めて人はそれを実感できるものです。
「そういえば、昔はこのくらい身体が軽かった!」
「そうそう、若い時はこんな感じだった!」という実感を得ることができます。
私たちは、痛みが出てからコリをとるだけの繰り返しよりも、根本的にレベルを上げるためのアプローチを勧めています。それは、定期的に永遠に通い続けることを促しているのではありません。まずは体調を改善する段階では、正常値に戻すために何度か通ってもらうのがいいでしょう。徐々に回復してきたら回数を減らしましょう。たまに通ってもらいながらレベルが上がったら、それを維持するためにたまにお越しいただければ十分でしょう。

 
 

 
■上手なマッサージとは・・・。

上手なマッサージは、一概に何とは言えませんが、クライアントのニーズに合ったマッサージを提供することが上手なマッサージだと言うことができます。そのためにまず必要なことは以下のようなことだと思います。
・クライアントの話をきちんと聞くこと
・クライアントの辛いことを理解できること
・クライアントの要望をしっかり受け止めること
・クライアントの身体を触って細かく状況を把握しようとしていること
・ミリ単位にまで圧を調整にクライアントに最も適したフィーリングを表現しようとしていること
・押し返す力やひっかかりなどにも注意を払いどこまでも細かく身体をケアしていること
・ちょっとした反応や呼吸や脈の変化にまで注意を払って施術を行っていること
・多くのスキルを身に着けてそれを適材適所で引出して使える力があること
・伝統医学理論を理解し、施術を通して計画的に状況を変化させるためにプログラムする力があること
・クライアントに対し、なぜこうするのかという客観的な視点をもって施術プログラムの説明できること
・クライアントの要望と伝統医学理論の両方を把握し、それらを融合させカタチにできる力があること
・常にクライアントの立場で考え、他者の喜びが自分の喜びであると思える黒子的な存在であり続けること

クライアントのニーズはさまざまですので、いかにしてそのニーズに応えていくのかということになります。ただテクニックやスキルという側面に限定して挙げるとすれば、おおむね以下のようなポイントがあてはまると思います。

・動きの中で手がクライアントの身体から離れないこと、
・手や腕の力でぐいぐい押さないこと
・呼吸を合わせて副交感神経を働かせてくれること
・筋肉の状態に合わせた力加減を調整してくれること
・関節の柔軟度に合わせて無理のないストレッチ深度を提供してくれること
・温かく柔らかいけれども、しかるべきポイントにしっかり圧が入っていること

逆に言うなら、へたくそなマッサージというのは、上記の逆ということになりますが、ただ単にロボットのように圧迫の回数や決まった手順だけを繰り返しているような低レベルのマッサージも世の中にはたくさんあります。骨を圧迫している、髪の毛を踏んでいる、臭い吐息をかけている、依頼したことを忘れていたり、表現できていないような場合は最悪なマッサージだと認識するべきでしょう。せっかくですから、細かいところについても追記しておきます。圧迫の間合いについてはどうでしょう。圧迫は血液の循環を上げる作業ですが、血液の動きを想定するなら、一瞬の間では意味が半減します。対象となる筋肉の大きさや張り具合にもよりますが、ひと呼吸分くらいの間は必要でしょう。間合いは大切です。例えば、お笑い漫才も、間合いを間違えてしまうと面白くなくなります。ストレッチングの間合いについても同様です。ストレッチング(ストレッチ)は、タイ古式マッサージのひとつの特徴でもありますが、ストレッチングは関節の可動域を広げるだけでなく、周辺の筋肉の動きをスムーズにするものです。身体が温まった状態で行うべきもので、可動域いっぱいいっぱいの軌道を通っている前提がなければ、もってのほかですが、さらに考慮すべきは間合いでしょう。想像してみてください。無理なく伸びきった状態でしばらく間があれば、徐々に緩んでいくのが実感できるでしょう。一瞬では伸びるわけがないのは当たり前のことです。

 
 

 
■マッサージを受けすぎるとよくないという話

「3時間とか、4時間とか、そんなに受けて大丈夫ですか?」と質問されることがあります。日本では、凝りほぐしのためのクイックマッサージが主流ですから、マッサージは30分~せいぜい60分程度のものと理解されていることも多いと思います。しかし、諸外国では必ずしもそうとは限りません。タイでは、毎日朝晩に2時間ずつ受けるという人もいます。毎日トータル4時間マッサージを受けているということです。これは当然ながら裕福な人の場合ですから少数派ですが、健康管理のための日課にしているようです。ですが、一般の人も、毎週マッサージを2~3時間受けるという人たちが圧倒的に多数派です。日本と比較すると、圧倒的にマッサージを受けることがポピュラーであることがわかります。

確かに、日本では「マッサージを受けすぎるのはよくない」という話をききます。誤解のないように少し説明させてください。まず、マッサージが部分的なものか全身に対するものかによっても違います。全身に対するアプローチであれば、一つの部位にアプローチする時間は相対的に減りますので、問題ありません。全身に対するマッサージであれば、副交感神経を優位にさせて、クライアントがマッサージを受け入れられる状態を整えてから行うので、まったく問題はありません。次に問題になるとすれば、それは部分的な凝りほぐしについてでしょう。肩こりなどの場合に、部分的にある筋肉だけを120分間もひたすらもみもみしてしまうと、複雑に絡み合っている他の筋肉とのバランスが保てなくなる場合があります。手の届かない深いところに付着している筋肉をそのまま放置してしまい、手の届く筋肉だけを緩めてしまうのだとすれば、当然ながら肩はおかしくなってしまうことでしょう。まともなサロンであれば、まずそんなことはしないと思いますが、全くないとも言い切れません。そして、部分的な凝りほぐしの場合、長期にわたっていつもそこだけマッサージされるのだとすれば、自然治癒力(自己復元力)が衰えていく可能性も確かにあります。ですが、本来は、マッサージは血流を上げて自然治癒を促進させるための行為ですから、薬を飲んで状況を整えているのと同じことです。マッサージを受けないというのは、具合が悪くなっても薬を服用しないというのに似ています。私たちの提供するマッサージトリートメントは、全身に対するアプローチですから、「受けすぎて良くない」という話にはならないはずです。ご安心ください。

 
 

 
■丹田を意識して重心を下げる

丹田は、古代中国から「健康と勇気の源」として重視されてきた身体の要です。丹田は「気が集まる場所」であり、鍛えることで血行促進、冷え性改善、免疫力向上、内臓機能の活性化が期待されます。丹田を鍛えることで、施術をするセラピスト自身に健康をもたらす効果があります。自律神経が整い、ストレス緩和やリラックス効果が得られます。感情が安定し、動じない心(腹が決まる)が作られます。身体の重心が安定し、軸が整うため、運動時のブレが減り、転倒予防や正しい姿勢の維持につながります。スポーツや武道において、マッサージや日常生活においても、力が体幹から四肢へ効率的に伝わるようになります。おへその下10cm程度に意識を集中させて、常に重心を下げる意識を持つようにしましょう。手順を思い出そうとしたり、次はどうしよう?など、頭で考え出すと意識が途切れて、重心が上がってしまいますから注意しましょう。頭の使いすぎは「頭重心」となります。「頭重心」の状態では、肩こり、緊張、自律神経の乱れ、メンタル不調に繋がりやすく、身体の動きが硬くなり、呼吸も浅くなり、施術に流れるようなスムーズさがなくなってしまいます。

 
 

 
■エネルギーワークとマッサージの違い

エネルギーワークとマッサージの大きな違いは「物理的な圧」か「エネルギー」かです。マッサージは物理的に、筋肉、筋膜、血流、リンパの流れを促進することを目的として、筋肉を揉みほぐします。エネルギーワークでは、手を当てたり、かざしたりして、リラックス効果をはかり、心の安らぎをもたらし、ストレスを軽減することで、自然治癒力を促進させます。整体や指圧、タイ古式などのマッサージでは、血流を促して、物理的に細胞レベルでの新陳代謝を活性化させ身体の緊張を緩和して、疲労の回復を促しますが、レイキなどのエネルギーワークでは、宇宙や自然のエネルギーを自分の身体を媒体として通し、心と身体のバランスを整えます。心と身体は密接に繋がっているものです。ストレスや感情は自律神経系・内分泌系・免疫系を通じて身体に様々な影響を与えます。負の感情は、頭痛、胃腸の不調、動悸、不眠などを引き起こし、免疫力低下や生活習慣病のリスクを高めます。逆に、身体の不調が心を落ち込ませることもあります。ですから、エネルギーワークとマッサージで、どちらが優れているかということではありません。状態によってそれらを使い分けながら、クライアントにアプローチを試みることが最も効果を発揮するやり方です。タイ古式マッサージでは「セン」と呼ばれるエネルギーラインにアプローチして「プラーナ」の流れを整えますし、経絡マッサージでは、東洋医学のエネルギーライン「経絡」に対してアプローチして「気」の流れを整えます。つまり、これらのマッサージは、すでに、エネルギーワークを含んでいることになります。エネルギーワークは、「目に見えない生命エネルギー」の流れやバランスを調整するスピリチュアルな技法ですが、この意味を理解しないまま、表面的なテクニックのみに終始一貫しているマッサージセラピストが多いのが実情です。圧を加えさえすれば、それでいいわけではありません。決まった手順や表面的な技を真似するだけでは、本物には近づくことはできません。エネルギーワークはコツさえつかめば、誰でもできるものです。呼吸を整えて瞑想状態で、身体から発せられる微細なエネルギーを感じながら、調和するイメージを持って施術するだけで、マッサージスキルは格段に進化します。

 
 

 
■エネルギーを伝える本物のタイ古式マッサージ

エネルギーワークを加味したタイ古式マッサージは、本当に素晴らしいものです。タイは敬虔な仏教徒の国ですが、仏教徒としてスピリチュアル的な感性をもって生きているタイ人セラピストから受けるタイ古式マッサージは、格段に違う印象を与えてくれます。このような感性は、日本人・タイ人などの国籍の違いは関係ありません。信仰する宗教の違いも関係ありません。ただ、目に見える現実の動きだけを意識しているのか、目に見えないエネルギーの存在を含めたスピリチュアルな感性を持っているかどうかの違いによるものです。決して仏教の信仰を薦めているわけではありませんが、目に見えるものだけを信じる唯物主義には限界があることは間違えのないことです。伝統医学は、そもそも目に見えない気の流れを整えるアプローチであり、セラピスト自身が、道徳的な感性を持って行うことが本来の伝統医学的なアプローチです。礼儀作法やマナーも、その本質は、相手を思いやる「心」を具体的な形(態度・所作)にして伝えることです。形式だけのマナーではなく、敬意や感謝の心を形にすることです。形だけのアプローチは、中身の入っていない空箱をプレゼントするようなものです。

 
 

 
■圧の強弱コントロールは身体の動きで調整する

圧の強弱の調整は、身体(腰)の動きでコントロールすべきものです。筋力を使って行うものではありません。緒からで押し込むのではなく、身体を使って、どのくらい相手に乗り込むか、どのくらい寄り掛かるか、でコントロールしましょう。全身を大きく使って表現してください。圧の強弱は、セラピスト自身の体重は関係ありません。身体の傾ける度合いや腰を近づけることで、簡単にコントロールできます。また、圧は、接点(接面)の大きさに反比例します。広い面で圧迫すると、圧は分散して弱まります。狭い面で圧迫すると、圧は集中して強くなります。これは物理の法則です。どの部位を使って圧迫するかは、その時々の判断になります。そして、筋力で押し込む圧と全身を使って表現する圧は、その性質が異なります。筋力から生じた圧は、表面的で硬く、全身から発した圧は、ふくよかで深部にまで伝わる良質な圧です。上手なセラピストは全身を使って施術をしています。常に身体が直立していて、力任せに押し込んでいるセラピストは、決して上手なセラピストであるとは言えません。

 
 

 
■センへのアプローチは、熱を伝えるイメージで行う

「セン」は、タイ伝統医学における生命エネルギーの通り道です。タイ古式マッサージで「セン」に対しアプローチすることは、コリを取るために行っているわけではありません。人間は、熱エネルギーと電気エネルギーを発生させています。体温は、最大のエネルギー放出源で、安静時に約100W、運動時には1,000Wを超える熱エネルギーを放出しています。これは約1リットルの水を6分で沸騰させる量に相当します。エネルギーの源は食事から摂取した栄養素で、細胞のミトコンドリアでATP(アデノシン三リン酸)に変換され、そのうち70〜95%が熱として外に放出されています。電気エネルギーは、脳から筋肉への指令や神経伝達に使われており、心電図や脳波計で測定可能なものです。「セン」は筋肉ではありません。目に見えない生命エネルギーの通り道です。「セン」に対しアプローチする目的は、生命エネルギーの調整です。力任せに強く押せばいいわけではなく、体温を伝えるような感覚で、そこを温めて上げようというつもりで、手を添えていくほうが、生命エネルギーの調整になります。腹式呼吸でゆったりした気持ちでもたれかかるようにして触れて上げることで、生命エネルギーは調整されます。息を止めて頭であれこれ考えながら力任せに「セン」を押しても、生命エネルギー「プラーナ」の調整にはなりません。

 
 

 
■押圧とは、感じながら圧をかけること

押圧とは、ただ押せばいいという意味ではありません。押す箇所の状態を感じ取りながら圧をかけることをいいます。感じ取りながら押すから、筋肉が柔らかいのか、堅いのか、そこに骨があるのかがわかるのです。静脈瘤は皮膚表面にぼこぼことしたこぶがあったり、血管が浮き出て硬く感じられた利するものですが、ただ押し込めばいいと考えてしまうと、このような状態を把握することができません。何も読み取ることができないまま押し込むから事故が発生するのです。静脈瘤は、血管の壁が薄くなり、パンパンに膨らんだ風船のような状態です。この状態で強くひねったり、マッサージで刺激を与えると、血管が破れて大量に出血する可能性があります。下肢静脈瘤における内出血は、あざを作ります。放置すると皮膚炎や色素沈着を引き起こす原因となり、特に高齢者や皮膚が薄い方では血管の破裂による大出血のリスクもあります。

 
 

 
■皮膚、脂肪層、筋肉の読み取りで圧をコントロールする

皮膚はサランラップのような膜だとしましょう。脂肪はこんにゃくぐらいの硬さです。筋肉は消しゴムぐらいです。骨はコンクリートくらいの硬さです。圧をかける際に読み取りを行っていれば、「今触れているのは筋肉なんだな。これは骨なんだな。」という具合にわかるはずです。目で見てもわかりません。手の感覚で理解することができるものです。圧の強さを調整する場合に、「この場所は皮膚表面から何センチくらい押し込む」という風に覚えようとする人がいますが、この捉え方はとても危険です。脂肪の厚みは場所によって違いますし、筋肉の大きさも部位によって全然違うものです。ですから、筋肉表面に指が到達したかどうかを感じ取るようにしたほうがいいと思います。筋肉表面に指が到達した深さは「弱」の圧です。そこからさらに3ミリ~5ミリ程度押し込んだ状態が「中」の圧です。7ミリ~10ミリくらい筋肉がひずむ圧は「強」といった感じで把握したほうがいいでしょう。もちろん、部位によって違いますので、〇ミリという数値は適切な表現ではありませんが、感覚として、筋肉に到達した場所からカウントするという理解であれば上達は早くなります。もっとも、もたれかかるように一定の体重をかけ続けて行うのであれば、いちいちカウントしなくても感覚でピタッとした圧のコントロールができるようになります。

 
 

 
■手は完全に身体から離れないほうがいい

マッサージをする際には、完全に相手の身体から手が離れないのが望ましいと考えられます。手が離れてしまうことで、気が途切れてしまいます。同じ時間だけマッサージをしたとしても、圧をかけるたびに手が離れてしまっている場合には、細かくカウントすれば、触れているのは半分の時間でしかないということになります。これでは効き目がないのは当たり前のことです。上級者は、移動する際にも、手が完全に離れることなく、スライドするように移動します。その度に上体を起こすのではなく、もたれかかったまま、肘を軽く曲げればスライドはできます。

 
 

 
■皮膚の動きを止めてはいけない

皮膚は動くものです。圧をかけたい箇所に手や指を添えるのではなく、適当に手を当てて滑った先がそのポイントかどうかを確認しましょう。もしも違ったら、手の位置を当て直して、滑った先が祖の箇所だったらOKという考え方をしてください。皮膚は動くものですから、皮膚の動きを止めようとは考えないことです。皮膚が滑っても、無限に伸びるわけではありませんから、必ず止まる位置があります。止まってしまえば、力を抜いても、もう手は滑ってずれることはありません。最も皮膚が動くのは背中です。腰から始めて背中の真ん中くらいまでは、頭が手の位置を越えるくらい乗り込んでいくことで、手は腰の方向に引っ張られます。これでいいです。肩甲骨より肩のあたりでは、今度は逆に頭の方向に滑らせるようにするといいです。

 
 

 
■良い圧とは重心の移動で発する

良い圧とは、丹田から発する力で押すことです。重心を圧をかけたい方向に異動させることで生じる圧です。これが「腰を入れる」ということです。もっと簡単に説明するなら、「もたれかかるようにすればいい」ということです。もたれかかるようにするということは施術者の上体が直立していてはいけないということです。直立しているなら、クライアントとの距離が近すぎるということになります。手元にばかり意識が言っていると、近くにポジションを取りがちになります。こうした場合は、「遠いかな?」と思うくらい一度離れた位置にポジションを取るようにしてください。

 
 

 
■距離感の重要性

タイ古式マッサージを指導する際に、最も重要で基本的なポイントは、相手との距離感をマスターすることです。的確な距離感さえ感覚的に理解することができれば、それだけですでに上達していると言えます。指や手の使い方や肘や膝の使い方を練習するよりも、先にマスターすべき重要なポイントのは距離感です。施術を練習する際に、距離感について常に意識してください。肘がうまく使えない場合のほとんどは、距離感が原因です。距離が近すぎれば、肩関節から動かすことができないため、肘先だけをこねくり回すような動きしかできません。距離が近すぎれば、肘を当てて全身から発する圧を表現することはできません。逆にストレッチングの場合、離れすぎた場所にポジションを取っていると、自分の動きにクライアントが引っ張られてバランスを崩します。自分の重心バランスとクライアントの重心バランスを一致させることが大切です。距離感は、体格によるものが大きいため、個人差が大きいので、動画を見ただけではテクニックをマスターできない理由がこれです。とにかく距離感が最も大切だということを忘れないでください。

 
 

 
■スタンスを広くとって重心を下げるのがコツ

スタンスが狭いと上達が阻害されます。スタンスは広くとってください。最低でも肩幅以上に広いスタンスを確保してください。立ち上がった場合も、膝立ちの場合も、必ず広めのスタンスをとってください。スポーツや武道でも、安定したバランスを確保してパワーを最大限にするために、広いスタンスは重要です。スタンスが狭いと、バランスを崩しやすくなり、状態の動きが小さくなります。小さい動きでは伸びやかな動きができません。圧も表面的になりますし、ストレッチの深度も浅くなり、伸びやかなフィーリングがなくなります。

 
 

 
■ストレッチでも力を抜いてください。

ストレッチングの場面でも、セラピスト自身の筋力を使って引っ張るのはNG行動です。手で引っ張るのではなく重心を後ろに倒せばOKです。ストレッチの場面では、必然的にポジションが固定されてしまうため、筋力を使っているセラピストは、動きが小さくなってしまい、当然ながら滑らかな動きができません。カクカクした感じのストレッチではそもそも気持ちいいはずがありません。肘を曲げて引っ張っているケースなど問題外で、恥ずかしいやり方です。へたくそを自ら表現しているようなものです。引っ張るならもっと重心を後ろに倒しましょう。倒れてしまいそうなくらい倒れるものです。指導していると「えー、こんなに?」と言われることが多いですが、そういうものです。それが筋力を使わないということです。筋トレではありません。ですから、セラピスト自身も全身運動をすることになります。健康にプラスです。脱力した状態であれば、その分、自分の意識を相手のケアに向けることができます。ストレッチ中、クライアントが恐怖を感じて瞬間的に力を入れるたことに、セラピストは気が付かなければならないはずです。自分自身が力を入れていると、相手の身体の微妙な変化に気が付くことができません。

 
 

 
■「必ず足先から始めなければならない」わけではない

クライアントが、「肩こりが辛い!」と訴えているのに、「タイ古式マッサージは足から始めるものです」と回答している場面をたまに見かけます。確かに、リラクゼーションマッサージとして習うタイ古式マッサージは、足から始まっているものです。それは万人に対して、最も血圧の低い足の部分から施術を開始することで、血流を促しやすいからです。ですが、主訴が肩であることが明確なら、肩をまず施術してあげればいいと思います。ある程度ほぐしてあげれば、クライアントも満足します。メンタルも安定してリラックスします。リラックスした状態になれば、その後の施術効果をより発揮できる状態が作れます。そこから、足に戻って再スタートしたほうが結果としてうまくいきます。

 
 

 
■タイ衛生省による効果効能

(器官系)
胃弱・慢性胃炎・便秘・下痢・食欲不振・体力増強・老化防止・風邪の予防・高血圧・低血圧・貧血・血行障害・冷え性・生理不順・不妊症・ぜんそく・アレルギー

(体の凝り、疲れや痛み )
筋肉痛・腰痛・肩こり・眼精疲労・首や背中の凝り・リウマチ・膝の痛み・足のつり・足の疲れ凝り・疲れによる全身のだるさ

(美容系)
肥満防止・太りすぎ・お腹を引っ込める・腹部の贅肉をとる・ウエストラインを美しくする ・足のむくみをとる・脚の線を美しくする・ 肌の新陳代謝促進・しわの減少

(精神系)
不眠症・ヒステリー・興奮を静める・イライラの解放

 
 

 
■タイ古式マッサージの種類・流派

タイ古式マッサージには、いくつか種類があります。流派と呼んでもいいかもしれません。一般的に知られているタイ古式マッサージは、大きく2つに分けられます。南の首都バンコクを中心に発達したバンコク式(ワットポー式)と北部第2の都市チェンマイを中心に発達したチェンマイ式です。バンコク式は指圧のような圧迫を中心としてストレッチが加わったスタイル。チェンマイ式はもう少し軽いタッチのウォーキングとヨガ的な要素が強くなったストレッチを含んだスタイルです。その他にも、アクロバティックなストレッチを含まない宮廷式のロイヤルマッサージと呼ばれるカテゴリもあります。失礼に当たるので息を吹きかけることがないように注意しながら、指先だけで施術するスタイルです。これは、民間で発達したバンコク式やチェンマイ式などのタイ古式マッサージとは全然違うスタイルです。 このほかにも、タイ厚生省スタイル(ガバメントスタイル)という新しいスタイルもあります。1985年のタイマッサージ復興プロジェクトによって始まったスタイルは、シンプルかつ簡潔なスタイルで酢が、逆に言えば、大胆なストレッチングが含まれておらず、タイ古式の醍醐味が感じられないため、残念ながら、人気を博することはありませんでした。TTMAスタイルもあります。いかに短時間で効果を発揮させるかを念頭に置いたスタイルですので、肘や膝を多用しながら優雅で大胆なストレッチを含んでいるスタイルです。TTMAの理事会メンバーでもある「パラウェド・カンターノ氏」はスコータイスタイルを立ち上げています。自身の出身地であるスコータイを冠にした表現ですが、彼のスタイルは強圧で大胆な男らしいスタイルです。TTMAスタイルやスコータイスタイルは中~上級者向けのスタイルであると言えます。タイ古式マッサージには、もともと決まったパターンはありませんでした。今までを振り返ってみても、スタイルを作り上げたほうが、伝えやすく、覚えやすいという側面があり、普及しやすいという観点から、さまざまなスタイルが作り上げられてきました。上級者や治療的な施術の場合には、決まったパターンで施術することはあまりなく、症状に合わせてもっともっとフリースタイルで行われているのが実情です。タイでは、リラクゼーション系セラピストを「コン・ヌアット」と呼び、治療家のことを「モー・ヌアット」と呼んで分けて考えています。

 
 

 
■バンコクスタイルとチェンマイスタイルができた背景

バンコクを中心に広まった流派がバンコクワットポースタイル。タイ古式マッサージがブレイクするきっかけともなった定番の流派です。バンコクワットポースタイルは、タイ古式マッサージの定番とも言えるテクニックです。全身に対する圧迫とストレッチが含まれたスタイルですが、母指や手のひらによる圧迫が中心です。日本の指圧に近いスタイルだとも言えるでしょう。「仰向け~横向き~うつ伏せ~仰向け~座り姿勢」という順番が決まっていて、時折、ストレッチが組み込まれているスタイルです。最もポピュラーで世界中で受けることができるスタイルがバンコクワットポースタイルです。バンコクにあるワットポー(ポー寺)には、そこに巨大な涅槃仏が横たわっていたり、壁画に人体図があって、エネルギーの通り道(セン)が記されていたりして、タイマッサージの総本山と呼ばれるようになったお寺なのですが、もともとはタイの王室系のお寺です。多くの人が勘違いしていますが、ワットポー式タイマッサージは、ワットポーに数百年に渡って伝えられたテクニックや手順ではありません。一般の人たちにタイマッサージを広めるために、ワットポータイマッサージスクールののプリチャード理事長が1961年に作ったスタイルです。現在は、お寺の僧侶がマッサージすることはほとんどありませんし、ワットポー式タイマッサージとワットポーという寺は、特に関係ありません。

次に、チェンマイスタイル。チェンマイ式は、全体を通してソフトで優雅な印象のスタイルです。ひどいコリをなんとかするためのスタイルというよりは、日常的に継続的に受けることで体調を整えるような感じの場合におすすめのスタイルでしょう。チェンマイスタイルとは、その名の通り、タイ北部の町チェンマイで発展したタイ古式マッサージです。ワットポー式が首都バンコクを中心に発展したように、これに対抗するように北部ではチェンマイ式が発展しました。ちなみにチェンマイがタイ王国に支配されたのは、今から約60年前ですが(もとはランナー王国)、ワットポー式の講師であったシントン氏が故郷に帰って、ランナー王国に伝わるマッサージとミックスして1962年に作ったスタイルがチェンマイスタイルなのです。ヨガのポーズを意識した部分が含まれていたり、繊細なタッチでウォーキングするような部分が多かったりしますから、見ていても少し芸術的な感じがするスタイルです。例えば、ワットポー式が両指でぎゅーっと圧迫をしていくのに対し、チェンマイ式は片指ずつ交互に圧迫を繰り返していきます。少しだけですが、肘や前腕を使って圧迫するような場面も含まれています。後半になって身体が温まったらストレッチングを行うのは同じですが、ストレッチングのスタイルもワットポー式とは異なって恰好の良いスタイルになっています。オリエンタルな文化に興味を持つ欧米人がこぞってチェンマイ式を求めた理由も少しわかるような気がします。チェンマイ式は、全体を通してストレッチングが多いというイメージが持たれていますが、あくまでもそれはワットポー式と比較した場合の話で、それほど突出して多いということはありません。現在もチェンマイには、いくつものタイ古式マッサージスクールが乱立していて、ヒーリングタウンとして注目されています。たくさんのスクールが現在も存在していますが、ニュアンスの差こそあれ、基本のスタイルはすべて同じ。それもそのはず、シントン氏が作ったスクールで講師をしていた人たちが、独立したことでスクールが乱立したというわけです。

バンコクスタイルやチェンマイスタイルをマスターするということは、2500年前から伝わる決まった施術パターンを覚えるということではありません。これらは、1960年当時のタイ国王であったラーマ9世が「国民のためにマッサージを広めてください。皆が健康になれるマッサージをわかりやすく広めてください。」という意向で、誰しもが怪我することなく、全ての人の健康に寄与するようにという目的でパターン化された万人向けの施術法です。歴史的に言えば、それらのスタイルの歴史は、60年程度のものであり、ルーツが2500年前にあるということとはあくまでも別の話です。タイの建国は日本の鎌倉時代です。2500年前は日本は縄文時代です。勘違いされている方が多いため、注意点として記載させていただきました。

 
 

 
■タイ伝統医学施術法はタイ古式マッサージだけではない

タイ伝統医学のマッサージは、一般的に知られているタイ古式マッサージだけではありません。タイ伝統医学には、いろいろな施術法があります。 薬草を詰めたハーブボールを蒸して身体に押し当てるハーブボールマッサージや雷が落ちた木から削り出した木槌で身体をコンコンと叩くハンマー療法もあります。水牛の骨から作ったかっさで皮膚を擦って、老廃物の排出を促すボーンナイフ療法。オイルをつけた足に火を移して、身体に火のエネルギーを摺り込むヤムカーンもあります。

 
 

 
■タイ伝統医学における女性のためのユーファイ

タイ伝統医学の中には、女性のケアのため療法もあります。「ユーファイ」は、 タイ語で「火(ファイ)と共に(ユー)いる」を意味し、ハーブと温熱で産後の身体を温め、子宮の回復やデトックスを促す療法です。火のそばにいるということは、身体を冷やすことなく温めるということを推奨しているわけですが、このユーファイ療法には、いくつかのやり方があります。ハーブボールマッサージ、ハーブサウナ、「ヌントーン」と呼ばれるソルトポット療法などがあります。

 
 

 
■マイジェップ=マイサバーイ

タイではよく言われる言葉があります。「マイペット=マイアローイ、マイジェップ=マイサバーイ」という言葉です。日本語にすると、「辛くなければおいしくない。痛くなければ気持ちよくない」という意味の言葉です。この言葉からわかるように、タイの人たちは、辛いタイ料理と痛いマッサージを好んでいるということです。タイの人たちは、日本でポピュラーなマッサージは、タイのマッサージよりもソフトであって、タイマッサージは本来もっと強めの圧で痛いものだと言う認識を持っています。タイ料理もそうです。多くの日本で食べるタイ料理は、日本人向けにソフトな辛さにアレンジされています。日本では、往々にして痛みを強く感じるマッサージはあまり好まれません。でも、本来の痛いタイマッサージを受けると、受けた後にとてもすっきりして、身体のじんわりした解放感が持続します。血行が良くなってぽかぽか温まった感覚が持続するものです。マッサージも受け慣れてくると、次第に強い圧を好むようになるものです。タイ料理も慣れると辛いほうがおいしいと感じるようになるものです。まあ、好みですけどね。

 
 

 
■タイ古式マッサージ ジャップセン

タイ古式マッサージの中に「ジャップセン」と呼ばれる施術スタイルがあります。タイマッサージの施術において重要な役割を果たします。タイ語で「ジャップ」はつかむ、「セン」はエネルギーラインを意味します。長年の疲労が重なり酷くなってしまったコリに直接アプローチします。「ジャップセン」マッサージは、筋肉痛などでひどい痛みに長期間悩まされている方向けに行う治療的施術法です。「ジャップセン」は腱をはじくような深いアプローチ法で、ビーンとしびれるような感じで一本一本をほぐしていきます。タイ古式マッサージのテクニックの中でも上級レベルのテクニックとして知られるジャップセンは、治療として用いられるテクニックで、通常のリラクゼーションマッサージの範疇の外に位置付けられれています。一般的なサロンでこれを行うと、「痛い!痛い!」となって、施術は行えないとお考え下さい。タイではマッサージによる治療家のことを「モーヌアット」と呼び、通常のセラピスト「コンヌアット」とは異なるのですが、このジャップセンは、モーヌアットが用いるテクニックです。かなり深いレベルにまで筋肉中に母指を差し込んで、横方向に動かすことで、腱を一本一本はじいていくテクニックです。長期にわたって痛みが続いている四十肩や五十肩などの状態では、リラクゼーションレベルのマッサージを提供しても効果が期待できませんが、そういった場合でも、何度かこの施術をお受けいただくことで、軽減することは確実でしょう。上級者向けで治療家の方に学んでいただきたい伝統医学マッサージスキルです。

 
 

 
■ストレッチングの上達のために

タイ古式マッサージはストレッチテクニックが含まれているのが特徴です。でも、実際には、タイ古式マッサージを志す方たちの中には「ストレッチが苦手だ」と言う人がいます。押圧部分は得意なのですが、ストレッチが苦手だと言う方には、少なからず共通点があります。そこで、ちょっとアドバイスをしたいと思います。ストレッチテクニックを覚えようとする時、「手をここに置いて、足をここに添えて・・・」という覚え方をしてしまうと、自分自身の身体がどうなっているか、重心がどこにあるか・・・については意識していない場合が多いように思われます。つまり、これだと、「身体が全然使えていない」ということになってしまいます。この覚え方では、あくまでも自分が中心になってしまっています。自分を中心に手足をどう動かすかだけを考えていても、当然ながら上達はしません。セラピストは黒子としての存在でなければなりません。ですから、ちょっと意識を変えて、自分と相手をひとかたまりにして、その両方の中心に意識を持っていくことが大切です。自分は相手で。相手も自分で。二人ともがバラバラではなく、つながっている感覚です。わからないかもしれませんね。すみません。表現方法を変えます。ストレッチングにおいて、重心は左右にぶれることなく常に真ん中です。さらに重心を下げて丹田を中心に自分の身体を使います。力まずに力を抜いて、身体を大きく使います。そのためには、歩幅スタンスを広くとってください。上体は左右前後に大きく動いてもOKです。相手にもたれかかるように重心移動しながら行ってください。自分一人で直立できないくらい、相手を信じてもたれかかるようにすることがポイントです。こうすることで、動きがスムーズになり、全体が滑らかにつながります。余計な力が入っていないため、相手の状態も手に取るようにわかります。関節の可動域の限界値も身体から伝わってきます。相手にとってちょうどいいところが、自然に身体で感じられるようになります。

 
 

 
■タイ古式では、身体が温まってからストレッチをする

タイ古式マッサージでは、「身体が温まってからストレッチを行うべき」という鉄則があります。もちろん、これは当然のことです。身体が冷えているということは、血流が悪い状態です。血流が悪ければ身体は冷えるものです。当然ながら筋肉も冷えています。筋肉が冷えていると弾力性がなく、硬いゴムのような状態です。その状態で無理に伸ばすと、組織が傷つき、かえって筋肉が硬くなったり、肉離れなどを引き起こす危険性があります。筋肉が伸びない分、負担が関節や腱に集中し、痛みを引き起こすことがあります。まず、ゆっくり動かしながら血流を促して温めることが必要です。軽いストレッチは問題ありません。可動域を見ながら、無理な負荷を与えように配慮しながら行うことで安全に行うことは可能です。ハーブ温熱療法を加えることで温めることもできます。日本には、四季があります。特に冬場には気を付けて行うべきでしょう。

 
 

 
■ダブルヨガでは、最初からストレッチでつないでいく

TTMAが考えるハイエンドな施術スタイルが「ダブルヨガ」です。ダブルヨガマッサージは、タイ古式マッサージの進化形のスタイルです。よりアクロバティックで華麗なストレッチをつなぎながら圧迫を加えていくスタイルです。タイ古式マッサージが圧迫を繰り返しながら身体を温めて、後半にストレッチを加えるのに対して、ダブルヨガでは、最初からストレッチでつないでいきます。ですが、軽いタッチの小さなストレッチから始めて、徐々に大きくアクロバティックなストレッチに変化させながら行います。強い力を加えることはしません。ストレッチでクライアントの身体の動きを止めており、身体が固定されているので、軽いタッチでも十分に効き目があります。力を使うとバランスを崩しますので、NGです。瞑想しながら、最大限に感覚に集中して行う必要があります。本当の意味で「2人で行うヨーガ」を行うものです。W(ダブル)ヨガマッサージは、基本的にフリースタイルですが、タイ伝統医学だけでなく、それに影響を与えているインド古典医学アーユルヴェーダや中国医学(東洋医学)を含めて、総合的な伝統医学理論に基づいて行うものです。セラピストの感性で自由に動いてつないでいく瞬間芸術です。それと同時に、エネルギーワークを含めます。動的瞑想です。 セラピストとクライアントのプラーナ(氣)をつなげることができれば、自然に身体が動きだします。息が合うというかピタッとかみ合うわけです。ダブルヨガマッサージは、一般に知られるタイマッサージの約半分の時間で爽快感を提供することができます。とにかく多くのストレッチテクニックを含んでいます。失敗するとクライアントを怪我させてしまうような危ないものも含まれています。渡邊ソウイチロウが考案したテクニックも多く含まれています。この施術法は、タイ国内では学べません。明らかに玄人受けのスタイルです。

 
 

 
■事前カウンセリングが必要な理由

タイ古式マッサージを受ける際に事前にチェックする禁忌事項は、発熱、飲酒、妊娠中、感染症、重度の骨粗鬆症、血管・心臓疾患、怪我の直後などです。食後1時間以内の施術も避け、血流や身体への負担が大きいストレッチが中心となるため、持病がある場合は必ず事前にセラピストへ伝えてもらうことが必要です。2024年12月、タイで人気女性歌手がマッサージ店での施術後に死亡するという痛ましい事故が報告されています。この女性は肩こりを訴えて複数回マッサージを受け、首を激しくひねる施術が含まれていたとされています。その結果、腕のしびれから全身の痛みに広がり、最終的に脳浮腫と重度の血液感染症が死因として確認されました。専門家は、首の血管損傷の恐れがあると注意を呼びかけています。下肢の静脈などにできた血栓が、マッサージによる血流の変化で剥がれ落ち、血流に乗って肺などの重要な血管を詰まらせる肺血栓塞栓症は、長時間の座位や高血圧症や心疾患などの疾患がある場合に重篤化します。深部静脈血栓症を疑わせる症状では、片側の足の腫れ・痛み、ふくらはぎの圧痛などの症状がある場合が少なくありません。できれば、このあたりもチェックしておくことをお勧めします。重度の糖尿病の方がタイ古式マッサージを受ける際にも、皮膚が脆くなっていたり、血行障害、血管損傷、感染症などを発症させるリスクがあります。強い圧迫や「血止め」の手技は、避けましょう。潰瘍や血行障害を引き起こす恐れがあります。

 
 

 
■60分と120分の大きな違い

2000年頃、タイのマッサージ店では、60分のタイマッサージメニューはありませんでした。最低が90分からで、120分や180分メニューが本来の伝統的なものとしておすすめされるのが通常でした。人間の拍動や呼吸のスピードはある程度決まっているものです。ですから、60分の施術では、30分~40分経過した段階で、やっと自律神経が調整されたことになります。ここから本格的な施術パートに移り、気になる症状を改善していくためのパートに移るのですが、60分の施術では、本格的なパートで行うべき時間数が圧倒的に足りません。これでは、本来のタイ古式マッサージの素晴らしい効果を実感していただくことができません。60分コースは、クイックなタイ風マッサージとしてご理解ください。90分以上が本来のタイ古式マッサージとなります。「始めてだから60分で!」と言われることが少なくないと思われますが、ぜひ、このあたりを説明してあげてほしいと思います。

 
 

 
■氣血水を意識してマッサージする

東洋医学では、西洋医学のように身体を臓器や部位で診ていくわけではありません。東洋医学では、ひとつの細胞として診ます。身体は細胞の寄せ集めですから、細胞自体を元気にすれば全体として元気になるという考え方をします。そして、細胞にとって必要な要素は、「氣」「血」「水(津液)」の3つです。つまり、細胞にこの3つが加わって整えば身体は元気になると考えます。

マッサージでは、筋肉を捉えて圧迫することで筋肉中の毛細血管を圧迫し、血液を静脈の方に押し流し、離すことで新しい血液を筋肉中に流しいれるポンプのような役割を果たします。これで血液の循環を上げているわけです。水とは体液のことですが、身体のリンパもこれに値します。リンパの流れを促進するためには、オイルマッサージなどの身体を軽くさする軽擦法(けいさつほう)によっても行うことができます。つまり、「血」と「水」へのアプローチは、こうした作業によって行うことができます。

ただし、「氣」へのアプローチは、単なる作業では行うことができません。プロセラピストの方の中でも、「氣」のコントロールができない方を多く見かけます。タイ伝統医学においても、身体には10本のエネルギーラインがあり、そこから枝分かれして約72000本のナーディが存在していると学ぶものです。タイ伝統医学では「氣」とは呼ばずにそれを「プラーナ」と呼びますが、日本語訳をするなら生命エネルギーということになります。

プラーナの流れる通り道をセンと呼びます。センの位置はどこか。これは身体の奥深いところであって、身体の表皮ではありません。ですから、どの場所にあるかよりも、どうやってプラーナを身体深くに伝えるかということが重要なことなのです。しかし現在、多くのスクールでは「プラーナ」つまり「氣」のコントロール法を指導しているスクールはほとんどありません。といいますか、私が知る限りひとつもありません。

単純作業においても「血」と「水」へのアプローチを行うことはできます。確かにそれでも影響はプラスに作用するはずです。ですが、本来の伝統医学では「氣」をコントロールすることが必要であったはずです。「氣」を理解しなければ、伝統医学を理解することはできません。

 
 

 
■オリジナリティを追求してオンリーワンを目指す

マッサージができるようになるということは、決まったパターンをただ覚えるという意味ではありません。手順を正確に覚えることよりも重要なことは感覚として理解することです。未経験者の多くは、マッサージは手順を覚えればいいと思ってしまうものです。ですが、自分がある程度上達してきて、初めて「上手いか下手か」その違いが分かるようになるものです。いいワインか、そうでないワインかを見極めるためには、ある程度ワインに慣れてこないとわからないものです。マッサージもそんな感じです。分かってくると、「マッサージの良し悪しは手順ではない」ということが初めて理解できるものです。日本の英語教育は、英語が話せない英語教師が文法を中心に英語教育をしていますが、マッサージの業界でも、あまりよくわかっていないような人が手順を中心に教えていたりするものです。「手順を完全に無視しろ」というわけではありませんが、こと細かく手順を正確に覚える必要性などありません。それより大事なことは、一つ一つのテクニックの意味や目的を把握することです。スムーズなつなぎ方をいくつもマスターすることです。感じながら施術を行うことで、「こういった場合にはどうするべきか?」という疑問が生まれてきます。そうなって初めて自分なりのフリースタイルのアレンジができるようになるわけです。武道でも、最初は決まったパターンを複数覚えさせられますが、いずれフリースタイルに進化します。決まりきったパターンの施術を繰り返すだけなら、人間がやる必要はありません。AIの時代です。ワンパターンの施術は、いずれAIにとってかわられます。オリジナリティを追求して、オンリーワンを目指してください。

 
 

 
■フリースタイル施術は起承転結でまとめ上げよう。

起承転結とは、文章や物語、物事を構成する4つの基本手順(導入・展開・転換・結末)です。施術においても、これと同様に、「導入⇒展開⇒転換⇒結末」という流れでまとめ上げるのがいいでしょう。「起」では、ソフトなタッチで、なでるような軽擦やウォーキングなどで、信頼関係を構築して行きます。クライアントの呼吸はゆったりした呼吸に変わり、脱力した状態になります。どのあたりの筋肉が硬いのかを実際に探りながら、事前に本人からヒアリングしていた内容と鑑みて身体状況を把握する段階となります。「承」では、問題のある筋肉に対して本格的にアプローチする段階となります。身体状況を細かく読み取りながら、圧を少しづつ強めながら施術を進めます。しっかりとした圧を加えながら、コリがその度にほぐれて緩んでいくのをチェックしながら進めていきます。体調によっては腹部などの中心部位に対して深いアプローチをするのもいいでしょう。部分的なストレッチで四肢を伸展させたり、関節の可動域を増やしたりしながら、的確に筋肉にアプローチする段階です。「転」では、身体全体に効果的な大きなストレッチを加えてきます。腰や身体の中心に対する大きなストレッチです。血流促進、疲労回復、冷え性改善、ストレス解消といった効果を、すっきり気持ちいいと感じてもらうことができます。大きなストレッチは、タイマッサージフリークのお客様から求められる部分です。タイマッサージセラピストにとって最大の腕の見せ所であり、お客様に感動を与えるパートだと言えます。「結」 は最後にまとめ上げるパートです。先ほど緩めたはずの筋肉が再び硬くなりだしていることもあります。そうした箇所については再アプローチをして、全体を馴染ませていきます。圧は緩めながら、ゆったりとしたタッチで擦ったり、リズミカルなタッピングなどで、現実世界に引き戻していきます。

 
 

 
■音楽を奏でるように施術する

同じ曲であっても、演奏する人によって、それが相手にどう伝わるかが違うものです。交響曲シンフォニーでは指揮者によってその違いは大きく表れます。中学生のコピーバンドの多くが、やはり本物と違うのは、細かなニュアンスの表現力が乏しいからです。音楽の表現は、音階やリズムだけでなく、ピアニッシモ(とても弱く)やフォルテシモ(強く)、クレシェンド(だんだん強く)、デクレシェンド(だんだん弱く)などの音楽記号は、表現力を表すための大切な要素です。マッサージにおいても、このような表現力はとても重要なファクターであることは言うまでもありません。音楽の演奏とマッサージの施術にはこのように表現力という点で共通しています。 コンピュータで作った曲の音源は、常に一定で均一です。生身の人間の奏者のように細かな表現力に乏しいものです。ピッキングによるひとつひとつの音量は一定ですし、ビブラートも4分の1音チョーキングもありません。ギターもベースもドラムも間違いは起こしませんが、実に味気ないというののがコンピュータミュージックの特徴でしょう。マッサージセラピストも、ぜひ細やかな表現力を増やしていってほしいものです。熟練者はすべての動きがスムーズです。スムーズな動きは、言葉で表現できないほど素晴らしいタッチやフィーリングを表現できます。マッサージはアートであり、瞬間芸術なのです。

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
TTMA公認スクール シヴァカ伝統医学学校
 
■シヴァカ伝統医学学校
[TTMAグループスクールの中で中心的な役割を果たすマザースクール]

シヴァカ伝統医学学校は、TTMAグループスクールの中で、最も中心的な役割を担っているマザースクールです。神奈川県鎌倉市にある山まるごと全部の環境では、リスが走り回る豊かな自然にあふれています。湘南の海までも徒歩圏内。観光地として名高い鎌倉では、おしゃれ散策や観光名所巡りもできます。この施設には、受講生の皆さまが無料滞在できる設備も完備しています。自炊できるキッチンや冷蔵庫、暖炉やサウナもあります。アウトドアガーデンでの瞑想もおすすめ。時には、TTMA理事長も顔を出して直接レッスンすることもあります。日本の第1人者として称されることも多い「長老」こと渡邊ソウイチロウのスキルは、プロ中のプロとして高い評価を受けています。本物のプロとして確実な成功を目指すならぜひここで直接学んでいください。

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セラピスト養成総合本科コース  
■シヴァカ伝統医学学校でまとめて学べる講座
[セラピスト養成総合本科コース]

全くの未経験から初めて、卒業と同時にプロセラピストとして活動できるレベルまでの習得を目的に構成されたコースが、こちらのセラピスト養成総合コースです。タイ古式マッサージのセラピストとしてデビューするための最短コースがこちら。全く身体に触れたことがない未経験者を対象にカリキュラムが構成されています。まずは、手や身体の使い方から始めます。基本中の基本ですが、ここが実は最も大切。順番がわからなくても、自分が怪我しないで、相手の筋肉のコリを捉えてアプローチすることができなければ、プロとしてはやっていけません。全ての総合本科のコースは、コースに応じたTTMA発行のプロ資格が手に入るようになっていますのが、こちらはC級資格がもらえます。C級資格は、このコースで学んだマッサージセラピーが事故補償の対象になりますので、日本国内であれば、どこのサロンで仕事をしても、日本全国にフリーランスで出張しても事故補償サポートが受けられます。プロフェッショナルとしてデビューすることを想定したコースです。入学に当たって審査もありませんから、未経験の方に是非おすすめしたいコースです。

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独立開業総合本科コース  
■シヴァカ伝統医学学校でまとめて学べる講座
[独立開業総合本科コース]

フリーランスとして個人開業を検討している方におすすめのコースです。何かしらのマッサージやボディワーク経験者の方が、本格的なタイ古式マッサージをスタートされる場合にもおすすめできるコースです。卒業と同時に開業することができるカリキュラムです。タイ古式マッサージは2019年にUNESCOに無形文化遺産として登録され、世界的にもスタンダードになった施術スタイルです。基本はオイルを使わずにマットで施術を行いますが、タイ古式の圧迫とストレッチングは、さまざまな場面で応用できる汎用性の高いテクニックの集合体です。独立開業総合コースなら、平均的な一般サロンよりもレベルの高いスキルを提供することができるようになります。このコースを履修されると、「TTMAのB級資格」も推薦で手に入れることができます。TTMAのB級資格があれば、日本全国対応の事故補償サポートも受けられます。公認サロンとして登録もできます。TTMAセラピスト会員である限り、卒業後の復習参加もずーっと無料。一度習得した技術が無駄になることはありません。卒業後にすぐに開業したい方も、将来的に独立開業を視野に入れて検討している方も、ぜひ、こちらのコースを受講してください。

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オリエンタル自然療法総合本科コース  
■シヴァカ伝統医学学校でまとめて学べる講座
[オリエンタル自然療法総合本科コース]

「オリエンタル自然療法総合コース」は、タイだけでなく、インドや日本にも注目して、幅広くオリエンタルな伝統古式セラピーを習得するためのコースです。タイ伝統医学は、古代インド医学である「アーユルヴェーダ」の影響を受けており、「アーユルヴェーダ」の施術法を学ぶことで、確実にスキルアップが図れるはずです。「アーユルヴェーダ」では「アビヤンガ」と呼ばれるオイルマッサージのことを「アーユルヴェーダだと誤解されている方も少なくないと思います。ですが、本来の「アビヤンガ」は、体質を読み取ったうえで、オイルを選択し、ストロークのスピードや圧を細かくコントロールしながら行うものです。施術法には、オイルを額に垂らす「シロダーラ」があったり、身体の各部位を温めて改善を促すためのテクニックもいろいろあります。アーユルヴェーダ独自のカウンセリングに基づいたさまざまな施術法は、いずれも効果を発揮しやすいものです。特に、オイルマッサージを中心に活動されてきたセラピストさんには、スムーズに習得できる内容になっています。このコースの受講に当たってタイ古式マッサージの経験は必要ありません。もちろん、未経験者でも習得できるレアな施術法を集めた内容になっています。このコースを履修されると、「TTMAのR級資格」も推薦で手に入れることができます。TTMAのR級資格があれば、日本全国対応の事故補償サポートも受けられます。公認サロンとして登録もできます。卒業後にすぐに開業したい方も、将来的に独立開業を視野に入れて検討している方におすすめのコースです。

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タイ古式療法治療家養成総合コース  
■シヴァカ伝統医学学校でまとめて学べる講座
[タイ古式療法総合本科コース]

このコースのカリキュラムは、タイに伝わる伝統的なマッサージを総合的に理解し、上級者としてクライアントが望むものをずばり提供できるようになっています。リラクゼーションレベルでは、90分の施術ができることや120分間の施術ができることを念頭に置いていますが、やはり、一般のクライアントが求めるのは、表面的な気持ちよさだけではありません。サロンの現場では、確実にコリを除去することや、日常的な不快感を取り除いてすっきりしたいという要望が多いものです。ですから、「タイ古式療法総合本科コース」では、限りなく治療に近いテクニックまでを学んで、さまざまな要望に応えられるようにという視点でカリキュラムが構成されています。このコースを履修されると、「TTMAのA級資格」も推薦で手に入れることができます。TTMAのA級資格があれば、日本全国対応の事故補償サポートも受けられます。公認サロンとして登録もできます。卒業後にすぐに開業したい方も、将来的に独立開業を視野に入れて検討している方におすすめのコースです。

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エネルギーワーク総合本科コース  
■シヴァカ伝統医学学校でまとめて学べる講座
[エネルギーワーク総合本科コース]
現代物理学では、素粒子の振動が物質の性質を決定するとされています。クオーツ時計は、水晶の振動数を用いて正確な時を刻んでいるわけですし、私たちがこの目で色の違いを認識しているのも、光の波長の違いでしかありません。最先端の量子物理学と太古から続くスピリチュアルエネルギーワークは、ここにアプローチする方法です。伝統的なエネルギーワークは、太古の昔から数千年の歴史を持つ療法です。エネルギーワークでは、一般的なマッサージのように圧をかけたり触れたりしませんが、エネルギーをコントロールすることができれば、自分に対してセルフヒーリングを行ったりするだけでなく、他者に対しても影響を与えて効果を発揮することができるようになります。エネルギーワークの学びは、特定の宗教とは全く異なるものですので、コツさえつかめば誰でもできるようになります。このコースを履修されると、「TTMAのH級資格」も推薦で手に入れることができます。TTMAのH級資格があれば、日本全国対応の事故補償サポートも受けられます。公認サロンとして登録もできます。卒業後にすぐに開業したい方も、将来的に独立開業を視野に入れて検討している方におすすめのコースです。
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伝統医学治療総合本科コース  
シヴァカ伝統医学学校でまとめて学べる講座
[伝統医学治療総合本科コース]
「伝統医学治療総合本科コース」は、リラクゼーションの枠を超えて、顧客のニーズに的確に対応できるような治療家として結果を出せるセラピストになるためのコースです。さまざまな症状別のテクニックを学ぶだけでなく、東洋医学の理論を踏まえて、アクロバティックなスリースタイルの動きの中で、アプローチしていく高度なスキルが習得できます。そのスタイルは美しく、まさにアートとも呼ぶべき芸術的なものですので、コンテストへの参加を検討されている場合にもおすすめできるカリキュラムになっています。このコースを履修されると、「TTMAのAA級資格」も推薦で手に入れることができます。TTMAのAA級資格があれば、日本全国対応の事故補償サポートも受けられます。公認サロンとして登録もできます。卒業後にすぐに開業したい方も、将来的に独立開業を視野に入れて検討している方におすすめのコースです。
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オールオブシヴァカ総合本科コース  
■シヴァカ伝統医学学校でまとめて学べる講座
[オールオブシヴァカ総合本科コース]
「オールオブシヴァカ総合本科コース」は、シヴァカ伝統医学学校の全てのマッサージセラピーとTTMAが25年の歴史の中で培ってきた知識とオリジナルテクニックの全てをお伝えするコースです。TTMA(特定非営利活動法人日本トラディショナルタイマッサージ協会)が推し進めてきたタイ伝統医学の普及活動におけるノウハウも合わせてお伝えしていきます。個人開業やフリーランスはもちろん、一生の役に立つスキルやノウハウを学ぶことができます。本格的に事業としてやっていきたい方には、これからの時代に向けて需要が見込まれる内容になっていますので、投資した学のの回収も早く見込めます。先見性のある方であれば、ご納得していただける内容の総合本科コースです。これだけの世界中の伝統医学療法を集めたコースは、他に類を見ないと思います。
⇒スクール講座リンク
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
     
マッサージスキル検定 プロセラピスト資格認定 公認サロン資格認定
STAGE.1 STAGE.2 STAGE.3
SKILL CERTIFICATION THERAPIST CERTIFICATION SALON CERTIFICATION
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
TTMA総本部(神奈川県鎌倉市) 日本伝統古式療法研究所(神奈川県横須賀市) やんばる自然療法研究所(沖縄県東村)
 
■自然療法や伝統古式療法の実践による調査研究

TTMAでは、さまざまな症例に対して、伝統古式療法を実践することで、検証を重ねています。TTMA総本部(神奈川県鎌倉市)は、臨床的研究の中心的な施設として、さまざまなアプローチを行っています。鎌倉の総本部施設は、山の上にあります。周囲は森となっており、リスやタヌキが走り回る自然環境の中で、自然治癒力を向上させるアプローチとともに、伝統古式マッサージの臨床研究を行っています。人間が自然の産物であることに注目し、コンクリートのジャングルではなく、喧騒を離れた自然豊かな環境下で焚き火をしたり瞑想をしたりしながら、過ごす提案を行っています。日本伝統古式療法研究所は、神奈川県横須賀市になります。この伝統的な古民家では、日本で古くから伝承されてきた薬草を用いた療法を中心に検証を行っています。やんばる自然療法研究所は、沖縄本島北部の東村になります。温かいエリアでしか生息できない植物を栽培し、これらを用いてタイやフィリピン、インドなどに伝わる伝統的なセラピーを実践しています。四季のある日本の気候と南国の気候では、やはり大きな違いがあります。食するモノもそうですが、身体を温める素材と冷やす素材がありますので、これらを日本の環境で結果を出すためにアレンジしたり、配合を調整したりすることで、研究データをまとめています。こうした研究結果は、TTMAの資格を有する方に対して開催する無料勉強会の中でフィードバックしています。

⇒アジアに伝わる伝統古式療法による症状別対処法臨床レポート
 
筋肉疲労 腰痛 背痛 肩こり
       
首こり 眼精疲労 慢性疲労 倦怠感
       
無気力 冷え むくみ ストレス
無気力 冷え むくみ ストレス
       
不眠症 咳・のど・胸の痛み 悪寒 風邪の初期症状
不眠症 咳・のど・胸の痛み 悪寒 風邪の初期症状
       
頭痛 めまい 肥満 イライラ
頭痛 めまい 肥満 イライラ
       
憂鬱・不安症 自律神経失調症 うつ・精神疾患 便秘
憂鬱・不安症 自律神経失調症 うつ・精神疾患 便秘
       
肌荒れ 疲れ顔 くすみ 抜け毛・髪のぱさつき
肌荒れ 疲れ顔 くすみ 抜け毛・髪のぱさつき
       
生理不順 PMS 更年期障害 ED・男性機能障害
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性欲減退 不妊 子供の健康 高血圧症
性欲減退 不妊 子供の健康 高血圧症
       
膠原病 腹水 病中病後療養  
膠原病 腹水 病中病後療養  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
TTMAグループオフィシャル企業サイト
セラピストの独立開業・フリーランスを応援する
内閣総理大臣認定NPO法人 日本トラディショナルタイマッサージ協会
TTMAプロフェッショナルセラピスト資格&独立開業フリーランスサポート
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