◇脾破裂
「脾破裂(ひはれつ)」とは、左脇腹にある「脾臓(ひぞう)」という臓器が傷つき、破れて出血する状態のことです。脾臓は血液が非常に豊富な臓器であるため、破裂するとお腹の中で大量出血が起こり、命に関わることもある緊急性の高い病態です。もっとも多い原因は、外部からの強い衝撃です
◇脾梗塞
「脾梗塞(ひこうそく)」とは、脾臓(ひぞう)に栄養を送る血管が詰まり、脾臓の組織の一部が死んでしまう(壊死する)状態のことです。 脾梗塞は「内側から血管が詰まる」ことで起こります。何らかの理由で血の塊(血栓)ができ、それが脾臓の血管に流れてくることで発生します。
◇脾膿瘍
「脾膿瘍(ひのうよう)」とは、脾臓の中に細菌などが入り込み、膿がたまった袋ができてしまう病気です。膿瘍は「感染症による化膿」が原因です。
◇巨大脾腫
「巨大脾腫(きょだいひしゅ)」とは、脾臓(ひぞう)が異常に大きく腫れ上がった状態のことです。白血病、骨髄線維症、真性多血症、肝硬変、マラリアや伝染性単核球症などによるものが大半です。
◇胃穿孔
「胃穿孔(いせんこう)」とは、「胃の壁に完全に穴が開いてしまった状態」のことです。胃の中には強い酸(胃酸)や消化中の食べ物が入っています。穴が開くと、これらが本来あるべき場所ではない「お腹の中(腹腔)」へ漏れ出し、激しい炎症(腹膜炎)を引き起こすため、一刻を争う非常に危険な状態です。
◇腸閉塞
「腸閉塞(ちょうへいそく)」とは、別名を「イレウス」といい、腸の中身(食べ物や水分、ガス)が先に進めなくなり、詰まってしまった状態のことです。
◇大腸癌
「大腸癌(だいちょうがん)」とは、食べ物の最後の通り道である大腸(盲腸・結腸・直腸)の粘膜に発生する悪性腫瘍のことです。生活習慣の変化(食の欧米化)が深く関わっていると言われています。赤身肉(牛・豚など)や加工肉(ハム・ソーセージ)の摂りすぎ、野菜(食物繊維)不足。過度の飲酒、喫煙、運動不足による肥満も原因とされています。
◇急性膵炎
「急性膵炎(きゅうせいすいえん)」とは、みぞおちの裏側にある「膵臓」に急激な炎症が起きる病気です。本来、膵臓は食べ物を消化するための強力な「消化酵素」を作っています。ところが、何らかの理由でその酵素が自分自身の膵臓を溶かし始めてしまうことで、激しい痛みや炎症が起こります。
◇膵癌
「膵がん(すいがん)」とは、膵臓の組織から発生する悪性腫瘍です。膵臓は、胃や腸などの他の臓器に囲まれた「お腹の奥深く(背中側)」にあります。 膵癌は「がんの王様」とも呼ばれることがあり、数あるがんの中でも「見つけにくく、治しにくい」という特徴があります。
◇左腎結石
「左腎結石(さじんけっせき)」とは、左側の腎臓の中に「石(結晶の塊)」ができている状態のことです。尿に含まれるカルシウムやシュウ酸などの成分が、何らかの理由で固まって石のようになります。 石が動いて「尿管(尿の通り道)」に落ちてくると、のたうち回るような激しい痛みが出ます。
◇左腎盂腎炎
「左腎盂腎炎(さじんうじんえん)」とは、左側の腎臓の中にある「尿がたまる場所(腎盂)」に細菌が入り込み、炎症(感染症)を起こした状態のことです。多くの場合、尿の出口から入った細菌が、尿道をさかのぼって膀胱に入り、さらに腎臓まで到達することで起こります。
◇左腎損傷
「左腎損傷(さじんそんしょう)」とは、転倒や交通事故などの強い衝撃によって、左側の腎臓が傷ついたり、つぶれたり、切れたりした状態のことです。腎臓は背中側の肋骨に守られていますが、非常に柔らかく血液が豊富な臓器であるため、強い衝撃に弱いです。
◇副腎出血
「副腎出血(ふくじんしゅっけつ)」とは、腎臓の上に乗っている小さな臓器「副腎」の中で出血が起きる状態のことです。副腎は、血圧を上げたりストレスに対抗したりするための「ホルモン」を出す非常に重要な役割を持っています。ここが出血でダメージを受けると、体全体のバランスが急激に崩れることがあります。
◇副腎膿瘍
「副腎膿瘍(ふくじんのうよう)」とは、腎臓の上にある小さな臓器「副腎」の中に細菌などが入り込み、膿(うみ)がたまってしまう病気です。
◇横隔膜下膿瘍
「横隔膜下膿瘍(おうかくまくかのうよう)」とは、胸とお腹を仕切っている筋肉の膜である「横隔膜」のすぐ下に、膿がたまってしまった状態のことです。
◇横隔膜ヘルニア
「横隔膜ヘルニア(おうかくまくへるにあ)」とは、胸とお腹を仕切っている筋肉の膜(横隔膜)に穴が開いたり、筋肉が緩んだりして、お腹の中にある臓器(胃や腸など)が胸の方へはみ出してしまう状態のことです。
◇肺炎
「肺炎(はいえん)」とは、呼吸をするための臓器である「肺」の深いところに細菌やウイルスが入り込み、炎症が起きる病気です。
◇肺梗塞
「肺梗塞(はいこうそく)」とは、肺の血管が詰まってしまい、肺の組織の一部に血液が届かなくなって壊死する状態のことです。ほとんどの場合、静脈にできた血の塊(血栓)が血流に乗って流れてき、肺の血管にスポッとはまってしまうことで起こります。
◇胸膜炎
「胸膜炎(きょうまくえん)」とは、肺を包んでいる「胸膜(きょうまく)」という薄い膜に炎症が起き、そこに「胸水(きょうすい)」という水がたまってしまう病気です。「肺炎」や「肺結核」の菌が、肺を突き抜けて周りの膜まで広がってしまうケースです。
◇心筋梗塞
「心筋梗塞(しんきんこうそく)」とは、心臓に酸素や栄養を送る血管(冠動脈)が完全に詰まってしまい、心臓の筋肉(心筋)が壊死する状態のことです。主な原因は「動脈硬化」です。血管の内側にコレステロールなどがたまってコブ(プラーク)ができ、それが急に破れると、そこに血の塊(血栓)ができて一気に道をふさいでしまいます。高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満などの生活習慣が積み重なることで、血管がボロボロになりやすくなります。
◇狭心症
「狭心症(きょうしんしょう)」とは、心臓の筋肉に酸素を送る血管(冠動脈)が狭くなり、一時的に血液が足りなくなる状態のことです。心筋梗塞の一歩手前のサインです。
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